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芸歴50年 刑事ドラマの名バイプレーヤー:石山雄大さんロングインタビュー(第0回)

【石山雄大さんプロフィール】
 1月15日生まれ東京都出身。俳優座12期生。オールアクトカンパニー主宰。テレビドラマ『女の斜塔』でデビューし、一躍青春スターとして人気を集める。
 その後も数々の映画やテレビドラマに出演し、代表作に『あぶない刑事』シリーズや『仮面ライダークウガ』等がある。その他、『太陽にほえろ!』、『西部警察』等の刑事ドラマでの出演は数知れない。

 今年、実に芸歴50周年を迎える俳優の石山雄大さん。今回、石山雄大さんのロングインタビューを企画!
 それに先立って、プレインタビュー:第0回として、石山さん演出・出演最新作の『魔笛は三度鳴る』(11月2日より麻布十番:アトリエフォンティーヌにて上演)についてのお話を伺った。

≪『魔笛は三度鳴る』とは?≫
 『魔笛は三度鳴る』 実に思い入れのある作品でして、原作は僕の知人が書いています。
 物語のベースは『かぐや姫』と『桃太郎』そして、モーツァルトの『魔笛』が組み込まれているファンタジー巨編です。主人公は「太郎」と天の「かぐや」。夜の女王にさらわれたかぐやを太郎が助けに出る旅というのが大まかなあらすじなんですが、テーマはとても深いんですよ。「純粋な愛」とは何か!? ファンタジーを描きながら、「男女の愛」に深く切り込んで描いています。これは、今の時代にも…と言うより今の時代だからこそ深く訴えかけるものがあるドラマ=劇なんじゃないかと思います。
 もうひとつの見どころは音楽です! 劇中音楽はビリーバンバンの作曲でも知られ、坂本冬実さんの『また君に恋してる』等も手掛けた森正明さんが音楽を担当してくださっています。
 25年前(1985年)の初演の時には、三越ロイヤルシアターにて上演しまして、主演の太郎には今やドラマの他、『アンパンマン』の声で有名になった戸田恵子。太郎と対決する悪魔・ザラストロを宮部昭夫が演じています。宮部さんはスティーブ・マックイーンの吹き替えで声優としても活躍された名俳優ですね。

≪上演までの経緯≫
 僕は、どうしてもこの『魔笛は三度鳴る』を“今の時代にこそ”もう一度やってみたいと常日頃構想していたんですよ。ところが若手の連中はこぞって「古い作品の再演なんて」と生意気なことを言いやがって…(苦笑)。「だったらお前らで新しく面白いホン書け!」ってその場は引き下がったんだけどね。
 もー悔しいの! 新作を何本か演っていったわけなんだけれど、フラストレーションがどんどん溜まって(苦笑)。僕に言わせてもらうと、今の人たちの劇=芝居に対する感覚は疑問点だらけなんだよね。セリフ回しとか特に。若者言葉が解らないのもそうだけど、“日本語をぞんざいに扱っていまいか?”って感じますよ。
 とうとうプッツン来まして(笑)。「(『魔笛』を)もーやる! やるしかない! やるぞ!」ってタンカ切って。強行で劇場を押さえて、座組も何も決まっていない段階で上演を強引に決めまして。出演者も坂元亮介、中島宏海と、かつての初演に負けないくらいの実力メンバーのキャスト・スタッフを集めました。是非、劇場に足を運んでご覧になっていただければ幸いです。

(石山雄大さん出演舞台『SAZEN』が9月29日〜10月3日まで銀座博品館劇場にて上演。石山雄大さん演出・出演の『魔笛は三度鳴る』は11月2日〜7日までアトリエフォンティーヌにて上演予定。)

〜次回はいよいよ、実に芸歴50年の石山雄大の壮大な俳優人生を語って頂いたロングインタビュー企画をお届けいたします。お楽しみに!〜

●オールアクトカンパニーオフィシャルHP
http://aac.littlestar.jp/

(小野寺浩 山口敏太郎事務所)
【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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