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外国人選手を買いあさる巨人 金満補強の落とし穴

 また“巨人の病気”が始まった。なりふり構わず大補強をしているのである。もちろん「勝つため」。あまりにも度を越したやり口に球界内部だけでなく、チーム内からも「節操がなさ過ぎる」との声も出ている。これで優勝を逃したら…。
 巨人OBでさえ、あきれる。
 「異常としか思えません。よそのチームの主力を獲って勝ってもファンは喜んでくれないでしょう。名門の価値がさらになくなります。お粗末な補強の見本ですよ」
 手始めに獲ったのが横浜にいたクルーン。時速160キロの抑えとして知られ、今シーズンは31セーブを挙げた。契約内容は「1年、3億5000万円」である。「日本一になるには絶対的な抑えが必要」と清武代表。
 続いて手にしたのがヤクルトで16勝をマークして最多勝利のタイトルを獲得した先発のグライシンガー。「2年、5億円」というビッグな契約である。今年の年俸が4600万円だったからウソのようなアップである。清武代表は「比較的安い契約ができた」とウソぶく。この右腕投手とて、右ヒジと肩に不安があるし、性格も研究熱心で真面目という評価がある半面、気に入らないとベンチ裏でモノを蹴り上げる。リード面で捕手とぶつかるなど気性の激しいところがある。
 さらに同じヤクルトで打点王に輝いたラミレスも獲った。「年俸5億円」が基礎ベースとのことである。ポイントは複数年が何年になるか、ということ。
 この補強、セ・リーグで優勝しながら日本シリーズに出場できなかったからである。
 「原監督がダメだからです。あれだけの戦力を持っていながら中日に勝てなかったのは、監督が無能だったから、というのが専門家の結論。つまり原監督が采配を取っている限り、いくら大物をそろえても意味がない。巨人のフロントは反省がありませんね」(評論家)
 こんな気になる指摘もある。

 「われわれ専門家から見たら、こんな補強は子供だましですね」と監督経験のある評論家。「なぜあの3人を横浜、ヤクルトがあっさり手放したかを調べなくてはいけないんですよ」とも。
 たとえばクルーン。彼はヒジに異常がある、との情報が流れている。つまり“ポンコツ状態”というのだ。横浜は契約金の問題もあるが、それ以上にヒジの故障を承知していて無理して契約しなかったという。
 「かつて中日がヤクルトにいたFAの川崎を獲った。確か年俸2億円の3年契約だったと思うが、実は在籍後は右ヒジが壊れていて3年間全く投げなかった。ヤクルトはもちろん使えないことを知っていた。中日の調査不足として笑われましたけどね。巨人も第2の中日になる恐れがある」(ベテラン記者)
 さらに今年、チームを優勝に導いた抑えの上原浩治との兼ね合いがある。原監督は上原を「先発に戻す」と考えているようだが、クルーンが使えなくなると途中から抑えに再変更する事態も起きる。「クルーン獲得で上原はいい感情を持っていませんよ」(担当記者)
 もっと深刻なのは若手選手である。「何で、外国人ばかり獲るんだろう。あんな補強の仕方をしたら若い選手にレギュラーになる望みがなくなる。キャンプに入る前からヤル気なしですよ。チームの団結なんか無理だし、安定した強さが保てないということを分かっていないね、フロントは」と怒る中堅選手もいる。来季、日本一を目指すと言う巨人だが、頭でっかちで戦力のコントロールが難しい。
 大物パートタイマーにチームを預ける懲りない巨人。その病につける薬はなし、か。
(写真(上)=原監督、写真(中)=クルーン、写真(下)=ラミレス)

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