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ぽこたが佐久間一行に聞く 地方のまわり方

 よしもとに所属する異色のシンガー・ぽこた。ニコニコ動画で人気に火がつき、脱サラして歌い手に転身。この道で成功を収めるために、『R-1グランプリ 2011』王者の佐久間一行のもとを訪れ、気になることをぶつけた。(伊藤雅奈子)

 ぽこた「僕も音楽で地方を回るんですけど、土地によって、お客さんの反応って違うじゃないですか。佐久間さんは、どう対応してますか?」

 佐久間「ノリが良くなるまで、引っ張っちゃう。それでも、どうにもならないときもあるけど、やらないわけにいかないから、ぶったぎってやるしかないですね。1度、おじさま、おばさまばかりの立食パーティーがあって、主催者側がサプライズでお笑いライブを計画したんですよ。でも、お客さんはぜんぜん興味がなくて、円卓でゆっくり食べてる。“R-1”を獲った直後だったんですけど、誰もこっちさえ向かなくて。でも、最後までネタをやって、終わりましたよ。誰も観てないまま」

 ぽこた「やりきるしかないんですね。僕らの場合は、おとなしい曲にいっそのこと、替えてしまおうとか、やりますけど(笑)。そんな状況でも大丈夫なように、メンタルを鍛えているとか、ありますか?」

 佐久間「ないですよ。根性! ひとりでも楽しみにしてくれる人がいるかもしれないって思って、やりきります」

 ぽこた「やりやすい会場、やりにくい会場なんて、ありますか?」

 佐久間「ルミネ(theよしもと)がやっぱりいちばん、やりやすいですね。マイクやら、道具やら、環境がそろってるんで。外だと使えないものもあったりするんで、コントは劇場がありがたい」

 ぽこた「まいったなぁっていうハプニングなんて…」

 佐久間「音ネタをやったとき、音量が小さかったんですね。上げてほしいから、手で『上げて!』ってしぐさをしたら、音響さんがテンション上げちゃって(笑)」

 ぽこた「えっ、本気で!?」

 佐久間「はい。おじさんがテンション上げても、何も変わんないよってね(笑)」

 ぽこた「おもしろいですねぇ。でも、おひとりだったら、全部が自分に返ってくるから、大変ですよね。コンビを組もうとか、考えたことはないですか?」

 佐久間「ないですね。人づきあいができないのもあるし、自分が好きなことを全力でやりたいんで。ひとりのほうが、いいんです」

 ぽこた「お休みってあるんですか?」

 佐久間「あります、あります」

 ぽこた「何されてるんですか?」

 佐久間「釣りです。川魚のほうで。この前、初めて(滋賀県の)琵琶湖まで行って、あまりにも湖がキレイすぎて、釣る前に落ちちゃって(笑)。服はびしょ濡れで、携帯はアウト。たまたま近所に携帯屋さんがあって、僕のことを知ってくれてて、『佐久間さん、なんでこんなとこで機種変してんですか?』とか言われながら、結局、琵琶湖に行って、1匹も釣れず、濡れて、機種変して、帰ってきました(笑)。後日行って、釣りましたけどね」

 ぽこた「そんな一面もあるんですね。今日は意外な一面をたくさん知れました。ありがとうございました」

【佐久間一行】‘77年9月生まれ、茨城県出身。‘98年にデビュー。

【ぽこた】2008年よりニコニコ動画への動画投稿を開始。歌手として活動するほか、ミュージカル出演など幅広く活動。‘11年12月にユニット「√5」(ルート・ファイブ)でメジャーデビュー。翌‘12年12月には、ソロミニアルバムをリリースして、ソロデビュー。

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