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スクープ! 小沢一郎が失意の「政界引退」〜側近に漏らした次期衆院選不出馬〜(2)

 弱り目に祟り目とはよく言ったもので、参院選後の生活の党はさらに内ゲバが発生し、過激化の一途をたどっている。代表的なのは、森裕子氏と小沢シンパの一市民による“場外バトル”だ。
 「森氏と、小沢氏の支援者S氏がブログやツイッターで『名誉毀損だ、人格破壊攻撃だ』と互いにののしり合い、森氏側が民事訴訟や刑事告訴に踏み切る構えを見せているのです。一方のS氏は有名なブロガーで、森氏の国政復帰を何としても阻止したいらしく、執拗に攻撃を続けています。もともと2人は、小沢氏が資金管理団体『陸山会』の土地取得を巡って強制起訴された経緯に疑問を抱き、協力して検察審査会や東京地検特捜部を追及してきた。ところが、小沢氏の無罪判決を機に森氏が一歩引いたと捉えたS氏が、森氏に『最高裁と司法取引し、無罪を勝ち取る引き換えに追及を止めた』などと、根拠のない批判を浴びせ始めたのです」(全国紙社会部記者)

 もともと生活の党内で、S氏は“要注意人物”と警戒されていた。森氏は、検察審査会の問題を国会審議で積極的に取り上げていたため、絡まれてしまった形になった。
 「S氏は明確な証拠がないのに『検察審査員は存在しない』と決めつけた上、森氏に同調して国会で追及するよう強要していました。これを森氏が拒んだあたりから2人は険悪になった。S氏のしつこさは有名で、著書を出した際は小沢氏をアポなしで長時間待ち伏せ、直接渡して話し込もうとしたほど。今後も森氏に攻撃を続ける決意を表明しており、いずれ森氏が選挙に臨む際も障害になる。森氏を高く評価する小沢氏にとっても、大きな痛手になるのは間違いありません」(同)

 経験したことのない選挙戦の大敗による失意の中、党内の軋轢、さらに問題の多い取り巻きにも悩まされる心中は、察するに余りある。実際に小沢氏は最近、側近にこう漏らしたという。
 「3年待たなくても、もう南国で悠々自適っちゅうこともあるな」

 次期衆院選は3年後の可能性が濃厚だ。小沢氏はそこで出馬せず、政界を引退して沖縄の別荘で暮らす−−。
 そんな小沢氏の意思を感じ取った側近は、生活の党関係者の一部だけに発言を伝え、かん口令を敷いたという。
 焦った周囲は、ボスの引退撤回と復権を目指して動き出した。一部メディアが既に報じた小沢氏のルーツを探る動きも、その一環のようだ。
 「小沢氏の親族によると、小沢氏の母みちさんの曽祖父は、幕末期に日仏通商条約の締結にかかわり、明治政府を外交顧問として支えたモンブラン伯爵だったというのです。さらに驚くべきは、みちさんの祖父。何と、江戸幕府13代将軍・徳川家定の隠し子と伝えられているのです。小沢氏が徳川将軍家の末裔だった可能性が出てきたわけで、歴史が塗り替えられるだけでなく、やはり小沢氏こそが日本の政治のトップに君臨するにふさわしい証左になるでしょう」(別の生活の党関係者)

 瀬戸際で踏みとどまるのか、このままフェードアウトか。小沢氏が最終決断する日は、そう遠くない。

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