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東京女子医大“医療ミス”発覚ウラ

 2月に東京女子医大病院(東京・新宿区)で起きた耳鼻科の医療ミス。全身麻酔のための大人用の鎮静剤を2歳男児に投与した結果、死亡してしまったことが3月5日までにわかった。
 「今回の事故で当初、病院側は公表を控えたい意向だったようです。しかし、遺族側が公にすることを強く求めたため、医療事故が発覚したのです」(東京女子医大関係者)

 ともすれば、隠ぺいが疑われても仕方ないような行為がどうして裏で行われようとしたのか。
 実は、同大学の笠貫宏学長には医療ミスで刑事罰を受けた過去があることと、なにかしら関係があるのではないかという見方が新たに浮上しているのだ。

 話は45年前に遡る。千葉大学付属病院時代の昭和44年、笠貫学長は看護師に採血をさせていたが、この看護師が吸引と噴出を間違えて接続。30代の男性は、そのまま静脈に空気が入り脳軟化症で死亡してしまったという。この医療事故は刑事事件として裁判となり、執行猶予の有罪が笠貫学長に確定している。

 学校法人の学長に刑事罰の過去があることも驚きであるが、それが昨年に行われた同大学学長選などでも一切明らかにされなかったのも問題である。
 「実は、東京女子医大を仕切っているのが千葉大学医学部の学閥。笠貫学長は言うに及ばず、今回の医療ミスも千葉大出身の耳鼻科教授だったという。医師の間には、医療事故調査会を設置しようという、警察当局などの動きに対して敏感な反応がある。とはいえ、それは医療ミスは発生しているものだから仕方がないという考えです」(同)

 東京女子医大の今回の医療ミスと笠貫学長の知られたくない過去。因果は巡る。

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