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「アキバ探検隊」駅ホームで異彩放つ“パンの缶詰自販機”の設置理由

 JR秋葉原駅の総武線新宿方面行きホームに世にも珍しい「パンの缶詰」自動販売機がある。この缶詰は2005年に日本経済新聞社の優良食品店コンクール社長賞を受賞するなど一時期話題を集めたが、自販機で売るスタイルはまれ。都内ではほかに東京駅の新幹線ホームにしか設置されていない。

 自販機を設置したJR東日本リテールネットによると、パンの缶詰は必ずしも自販機向きとはいえないという。ジュースなどそこそこ重量のある商品が落下式自販機でポトンと落ちやすいのに比べ、軽すぎるパンの缶詰は工夫が必要だからだ。
 「試行錯誤した結果、自販機に入れることができました。東京駅新幹線ホームに設置したのはお客さまの乗車時間や利便性などロケーションを考えてのこと。秋葉原駅の場合はちょっと違いまして、珍しいものを置くとなぜか売れ行きがいいためなんです」(同社)
 特に土日祝日の販売個数は好調で、かつておでん缶ブームに沸いたアキバならではの現象といってよさそう。しかし同社が現地リサーチしたところ、かなりの人数が興味津津に自販機をのぞき込んでいたものの購買まではもう一歩のケースが目立ったそうだ。
 せっかくなので買ってみた。価格は340〜350円でレーズン、チョコクリーム、バター、粒々いちご、ミルククリーム、はちみつレモン、ブルーベリー、抹茶と8種類ある。パッケージ写真がおいしそうで「粒々」のフレーズが効いているいちごを選んでフタを開けると、甘いパンの香りがふんわりと広がった。
 薄紙にくるまれた円柱型のパンは予想に反してしっとりしており、粒々の食感もグー。製造元のパン・アキモト(栃木・那須塩原市)が特許製法でつくりあげた長期保存可能なパンで、購入した商品の底ブタに記された賞味期限は1年後だった。
 秋葉原駅では隣に大塚製薬のフルーツバー「SOYJOY」の自販機も設置されている。小腹がすいたサラリーマンは乗り換え時などに利用しては?

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