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民主党で醜い“埋蔵金”の争奪戦

 昨年暮れの総選挙で231あった議席数を、57にまで激減させた民主党。7月の参院選でも改選議席44に対し、当選者17人とへタレぶりを露呈しまくったが、その同党内で思わぬ争奪戦が起きているという。
 政界再編資金に見合う“埋蔵金”の奪い合いが、幹部連中の間で勃発しているのだ。衆院事務局の関係者がこう話す。
 「政界再編の埋蔵金と呼ばれているのは、金庫にうなる政党助成金です。'09年に政権奪取した民主党は、衆参合わせて300議席超えの大所帯に膨れ上がり、その助成金は年間165億円に上ったほど。選挙などでも使いきれず、その残金が200億円もストックされているといわれているのです」

 わずか3年で政権から転落したへタレ政党にこれだけの金が眠っていることが驚きだが、今ではこの莫大な金を巡り、二つの勢力が対立しているのである。
 「それが、細野豪志前幹事長と輿石東前参院会長なのです。実は細野は幹事長を辞任することで、海江田降ろしを画策。自派の前原誠司元内閣特命担当相を代表に就け、埋蔵金を握ろうとしていた。ところが、海江田の後ろ盾である輿石が『続投』で押し切り、一時は『前原を幹事長に…』と、さらにゴリ押ししていたほどなのです」(同)

 細野氏が埋蔵金を狙う理由は、「日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長、みんなの党の江田憲司前幹事長との新党結成」(民主党執行部)とみられているが、対抗する輿石一派にも別の思惑があるといわれている。
 「輿石は細野、前原を党から追い出し、近い将来、生活の党の小沢一郎代表と合流しようと目論んでいる。200億円は、その際の資金に充てようと狙っているのです」(自民党関係者)

 この骨肉の争いで、同党が分裂する日も近いかも。

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