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現役の女子プロゴルファーを窃盗と詐欺の罪で起訴

 山形地検は12月6日、盗んだクレジットカードで買い物をしたとして、窃盗と詐欺の罪で、女子プロゴルファー・西村友希容疑者(23=東京都墨田区八広)を起訴した。

 西村容疑者は11月15日、ゴルフ場の女子更衣室で、他人のクレジットカード1枚を盗んだとして、山形県警山形署に窃盗容疑で逮捕され、容疑を認めていた。

 起訴状によると、西村容疑者は10月24日、同県山辺町にあるゴルフ場の女子更衣室ロッカー内から、他人のクレジットカード1枚を盗み、山形市内の衣料品店で本人を装ってカードを使い、Tシャツなど8点、計約1万3000円分をだまし取ったとしている。

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は「裁判が終わるまでは除籍などの処分はせず、経過を見守りたい」としている。

 西村容疑者は08年8月1日に同協会に入会。09年に賞金66万円、10年に20万円を獲得。11、12年は獲得賞金がなく、今季は「フジサンケイレディスクラシック」(4月=静岡・川奈ホテルゴルフコース)に出場したのみで、同大会では予選落ちしている。09年の「スタジオアリス女子オープン」での37位タイが自己最高の成績。

 事件当日、西村容疑者は自身のブログに「山形」のタイトルで、「風が冷たくて寒かったけど…。久しぶりに虹をみたよ。それから、鴨しゃぶを食べたり…。お土産に貰いました。食べるのが楽しみー。有り難うございました」と何食わぬ顔で記していた。

 2年間、全く賞金を獲得できていない女子プロゴルファーとはいえ、プロスポーツ選手が人様のクレジットカードを盗んで使用するとは、なんとも情けない話だ。
(蔵元英二)

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