「9月30日をもちましてTBSを退社することにいたしました。入局以来大変お世話になった職場を離れることは寂しいですが、大好きなアナウンサーという仕事をもう少し広い視野で、環境で、挑戦していきたいと思い、決意しました」と、コメントを出した。
退社後は『ミヤネ屋』の宮根誠司(51)や『モーニングバード』の羽鳥慎一(43)が所属する事務所に所属する。
スカウト、イジメ、嫉妬などの理由で退社せざるをえなくなった局アナたちに比べれば、寿退社のアナウンサーは幸せを掴んでいる人が多い。田中アナも、半同棲を噂されているお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾(31)と結婚説が囁かれるが、あくまでも「アナウンサーとしての職業を極めたい」という退職理由だ。
しかし、表向きの理由とは別の退社理由がある。セクハラ、イジメで問題で、他社を退社したフリーのアナウンサーを、TBSの早朝番組の顔として迎え入れたことに対する怒りが原因だ。どこのテレビ局にもある話だが、局アナのプライドが嫉妬とジレンマが生む。誰だって、局の看板番組を担当したいのだ。
現在出演中の『サンデージャポン』で“ぶりっ子キャラ”を確立させられたが、これは彼女の本意ではない。もともと田中アナは、父の仕事関係で日米を行き来する生活が続いたことを生かし、青山学院大学文学部英米文学科に進んだ才媛。学生時代から出たがり屋ではあったらしいが、あそこまでのぶりっ子をするタイプではなかった。そもそも『サンデージャポン』は出演者にキャラを“演出”することが多い。田中アナと一緒に出演し、ナイナイの矢部浩之(42)の妻になった青木裕子アナ(31)も、番組では“姓に奔放な女”というキャラにされていた。これら全て番組スタッフが作り出すのだが、一度付いたイメージから脱却するのは難しい。
「朝番組を誰に担当させようか? という話になり、当然、田中アナも候補の一人に上がったが、ぶりっ子キャラが邪魔をして消えた。結果、外部からフリーの夏目三久(29)を連れてきた。数字が取れているなら問題はないけど視聴率は最低。田中アナに不満が生まれた」(スポーツ紙記者)
田中アナはフリー転身後、すっかり世間の間で定着してしまった“ぶりっ子キャラ”を払拭できるだろうか? それとも自分を売り込むために、また別のキャラを画策するのか?