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【雅道のサブカル見聞録】『School Days』が装いも新たに新登場。とりあえず誠死ね!

 2005年に発売され、主人公伊籐誠と、ヒロインである桂言葉、西園寺世界との三角関係を描き、ヤンデレヒロインの代名詞ともなったオーバーフロー制作のアニメーションアダルトゲーム『School Days』が、新たな表現とシナリオを追加して、10月8日『SCHOOLDAYS HQ』として帰ってくる。

 3日に東京ビッグサイトで行われたキャラクターコンテンツ総合展示会“Dream Party 東京 2010 秋”では同社ブースで“SCHOOLDAYS HQ トークショー”を開催。マスターアップし、パッケージ化の済んだソフトの実物もお披露目された。大作となるともはや度重なる延期がファンの間でもお約束となっているオバーフローのゲームだ。この実物を見て会場に駆けつけたファンも安堵し、喚起の声を上げていた。

 ゲーム中の選択肢は200以上。エンディング数は21本で、そこにいたるまで新規ルートも無数に存在する前作を大幅に上回るボリューム。あまりの容量に、ルートモデルチュックをしていたPCが動かなくなるトラブルが起きたほどだったとか…。背景も新規に3D加工を施した最新技術で描き直し、本編はもちろんフルアニメーション。もはやアダルトゲームの域を超えたクオリティーとなっている。トークショーで制作部トラキチ氏が「リメイクではなく新たなSchool Days」と語っていたが、まさにその通りであろう。

 オートモードでは選択肢もランダムで選択している完全おまかせ機能も搭載。“別の作業に忙しく”クリックも面倒臭いユーザーにはかなりの親切仕様だ。だが、本当にランダムなので、何回も同じエンディング見る可能性もあり注意。前作で話題となった数々のバグも改善されており、もはや某掲示板のスレでポルナレフのAAが現れることは無いとのこと。本当だろうか…? 
 
 同社のスタッフも今回のリメイクに際しシナリオを見直して、再び主人公のクズっぷりを目の当たりにし、ファンが同作の主人公に対し非難と呆れを込めて贈った言葉“誠死ね”を改めて実感したそうだ。今作では、話題となったアニメ版以上の天罰が誠に下るのだろうか、新規ルートに注目だ。トークショーでは本作の外伝である『Summer Days』もHQ化が計画されいることも発表され、こちらの動向にも期待したい。(斎藤雅道)

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