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政敵徹底排除 官僚の不審死が続出する習近平政権のドス黒い真実

 小保方晴子ユニットリーダーと『理研』の確執から、“トカゲのしっぽ切り”なる言葉が注目を集めているが、これを地で行く現象が中国で続発中。官僚たちが首つりや不慮の事故で、次々と命を絶っているのだ。
 北京の駐在記者が言う。
 「実は昨年1月から今年4月の間に、各地で54人もの官僚が不審死しているのです。内訳で多いのは自殺者の23人だが、黒竜江省では幹部と飲食した官僚が心臓発作で死亡。また河南省では、地元政府官僚5人が同時に交通事故に遭って死亡しており、殺害された例もあるという。あまりに陰謀めいた話に、警察も軒並み事件の捜査にためらいを見せている状況なのです」

 各地の警察が、捜査に二の足を踏むのも無理はない。実は、中国国内では頻発する官僚たちの不審死には“裏がある”と評判なのだ。
 「最大理由と見られているのが、習近平政権が行いだした腐敗官僚の取り締まりです。すでに国内では18万人が検挙されているが、広東中国銀行支店長が492億円を不正蓄財していたり、元人民解放軍の幹部宅から金食器や黄金の毛沢東像などトラック4台分の財宝が押収されたりと、摘発件数がうなぎ上り。そのため、今回の不審死騒動は、不正蓄財に手を染めた者たちのトカゲのしっぽ切りと見られており、今後も件数が増加する見込みなのです」(中国テレビ関係者)

 また、前出の記者によれば、これには習政権の腐敗ぶりが大きな影響を与えている可能性が高いという。
 「習近平は国家主席となった途端、根こそぎ政敵を粛清し始めた。その最たるものが序列9位の周永康の軟禁で、石油利権を押さえる上海閥の同氏から利権をもぎ取ろうとしているのです。また、習氏は海外に2700億円もの不正蓄財があると噂される温家宝前首相同様、かなりの資産を海外に隠しているといわれる。こうした我田引水の工作が、下級官僚にも波及。同胞を追い落として私腹を肥やす風潮を、蔓延させている可能性も高いのです」

 仲間を裏切っても私腹を肥やす。まさに、由々しき事態と言うほかはない。

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