日テレは、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が初めて放送された1988年10月3日をお祝いし、今年から“アンパンマンの日”を制定した。これを記念し汐留で初開催されたのが『アンパンマン フェスティバル』。当初、動員数は1万人と見積もっていたものの、いざ蓋を開けてみてビックリ! 10月3日から10日のわずか8日間で10万人以上の来場数を記録してしまったのだ。
ところが、イベントを終了してみれば意外なバッシングが日テレサイドに多数寄せられているという。
「チケット代ですよ。入場料無料と言いながら、実際はアトラクションに参加するのにお金が掛かったんです。それがバカにならなかった」(観客)
その問題となったアトラクションの料金だが…。
「ストーリー体験型アトラクション『ぼく、アンパンマンです』1人1000円。他にもアンパンマンたちと記念撮影できるフォトグリーティングは1人500円。豪華賞品が当たるアンパンマン縁日は各1回500円。特製アンパンマンサンバイザーがもれなくついてくるスタンプラリーは1人500円といった具合。お金がないと楽しめないイベントだったんです」(イベントに参加した広告代理店関係者)
気になる収益だが、
「一家族最低1000円としても1億円、2000円だったら2億円。フジのお台場冒険王なんかよりもずっと儲かるイベントですよ」(イベント事情通)
もっとも一部ではこんな声もある。
「本来はすべて無料でやりたいが、権利元が納得しない。そもそもアンパンマン関連グッズのライツは高額で有名なんです。これだけの収益が上がっても日テレに入ってくるのは3割弱でしょう」(イベント関係者)
来年も開催が決定したというが、いずれにせよアトラクションの料金が問題視されることは確実だ。