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尼崎事件実母の後追いを恐れ始めた 角田美代子の養子優太郎の情緒不安定

 「三枝子が美代子の後追い自殺をするかもしれない。注意してください」
 12月12日、“尼崎大量死事件”の主犯・角田美代子(当時64)が、兵庫県警本部内の留置場で自殺した。その第一報を聞いた美代子の“次男”である優太郎容疑者(25)は、当初、淡々と受け止め、「まだ頭が整理できていない」としていた。しかし、やがて冒頭の言葉にあるように、“実母”である三枝子容疑者(59)のことを心配するようになっていた。
 「三枝子は美代子の義妹ですが、不妊症で子供を産めない美代子の代わりに優太郎を産み、それを美代子が実子として届けを出していた。つまり、息子が実母のことを心配している状況なのです」(社会部記者)

 優太郎容疑者は、逮捕前から美代子の残忍な犯行に嫌気がさし、距離を置いていたという。
 「パチンコの開店プロをしていた時、地方などに行くと、『このまましばらく旅を続けて家に帰りたくない』と口にしていた。いま思えば監禁小屋に被害者がいた時期で、そんな家に帰るのが憂鬱だったんでしょう」(優太郎容疑者の知人)

 そんな彼は、妻の瑠衣容疑者(27)とともに大阪市内にバーを出店する計画を立て、実際、'12年3月に開店している。
 「優太郎は逮捕後も『出所後は瑠衣と子供たちで過ごしたい』と、実質的な美代子との訣別を口にするなど、完全に心は離れていました」(前出・社会部記者)

 一方の美代子は、優太郎と瑠衣の間に生まれた“孫”2人の面倒を見る人物がいないことを心配し、「悪いのはすべて私」としたうえで、子守役となる三枝子、優太郎、瑠衣の3容疑者は事件に関わっていないと供述してきた。
 「今回の事件で逮捕された美代子以外の角田グループ7人のうち、美代子と血のつながっている人物は誰もいません。美代子は“疑似家族”を作ろうとして、その結束を信じていた。しかしそれは、逮捕という現実を前に簡単に瓦解してしまったのです」(同)

 自殺した美代子の遺体は12月19日、神戸市内で火葬された。その遺体は引き取り手が誰もいないため、身元の分からない遺体と同様に扱われたという。

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