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松井珠理奈、念願の新日本1.4ドーム大会アンバサダー就任で“二刀流”継続宣言!

 新日本プロレスは13日、来年1月4日東京ドーム大会のスペシャルアンバサダー就任記者会見を行い、SKE48の松井珠理奈が就任したことが発表された。今年は俳優の安田顕が務めている。

 珠理奈は、今年テレビドラマ『豆腐プロレス』でプロレスラー“ハリウッドJURINA“役を演じたことがきっかけでプロレスにハマり、新日本を中心に団体問わず観戦に訪れる姿がたびたび目撃されており、珠理奈本人もプロレスファンとして積極的に発信を続けている。

 また、8月17日に後楽園ホールで行われた『豆腐プロレス』の大会でプロレスデビューも果たし、内藤哲也の必殺技デスティーノで勝利を収めてファンを驚かせた。本人も出席した会見は予定時間をオーバーするほど、珠理奈の抑えられないプロレス愛が爆発。またプロレスをAKBグループに置き換えた発言もあり、ボリューム満点な会見になった。

 珠理奈は、親交があるタグチジャパンの田口隆祐監督が、若干噛みながら紹介する形で会見場に姿を見せると、「いま緊張しすぎて、手がシビれてきました」と笑顔で第一声を発した。「今年の1.4東京ドームで初めて新日本プロレスを生で観戦して、そこから大好きになったんですよ。この1年間、数えてみたら15回も会場にお邪魔させて頂きまして。会場に行きたいと思ったのは、私が普段アイドルとして活動していくための活力にプロレスがなっていまして。選手のみなさんが命を懸けて、倒れても倒れても立ち上がる姿に、私もアイドル人生を重ね合わせたというか。自分も何かつまずいたり、イヤなことがあっても『絶対、立ち上がってがんばってやろう!』という気持ちになることができたので。この1年、たくさん行ける限り、生で観たいなと思って会場にお邪魔させて頂きました。なので本当にプロレスに出会って、私は強くなったなと感じるので。その感謝の気持ちを込めて、まだプロレスを知らない人のためにもプロレスをアピールして、好きになって頂けるようにがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」と話し、プロレスから受けた影響について力説した。

 続いて、『レッスルキングダム12 in 東京ドーム』スペシャル・アンバサダーの就任調印式が行われ、新日本プロレスの菅林直樹会長が登場。珠理奈と菅林会長が調印を行ったあと、揃って記念撮影が行われた。

 撮影が終わると田口監督が、「珠理奈さんが1.4をお子様から、お年寄りまで楽しんでできちゃう“ハンドサイン”も考案して頂いた」ということで、珠理奈がポーズを披露。そのポーズは、「みんなでプロレス!イッテンヨン!」と言いながら、左手を人差し指を立てて、そこに右手で人差し指と親指をL字型にして、それを重ね合わせて「1.4(イッテンヨン)」を表現している。珠理奈は、「このポーズ、流行ったらイイですね。流行らせたいです!」と語ると、田口監督は、「おばあさんになった時に、このポーズは私が考えたんだよと自慢してください」とツッコミを入れて、会見場からは笑いが起こった。

■松井珠理奈 一問一答
――今回アンバサダーの依頼を最初に聞いたときはどんな気持ちでしたか?

珠理奈「初めはすごくビックリしましたし、早くみんなに言いたいと思いました。なので、今日この日を迎えられたので、もう隠さなくていいんだなと思いました(笑)」

――1.4東京ドーム大会の第一弾カード、オカダ・カズチカvs内藤哲也戦が発表されましたが、このカードについて感想を聞かせてください。

珠理奈「えー! どう思うか?難しい! 監督どうしましょう?(田口監督は謎のブロックサイン)」

――前回はオカダvsケニーがメインでしたが、来年はオカダvs内藤がメインカードとなります。

珠理奈「去年の1.4東京ドーム大会で、オカダ選手とケニー選手の試合を見てプロレスが好きになったので、メインの試合も気になりますけど、全部のカードが気になります。メインだとそれだけ期待するものもたくさんあると思いますし、先日の10.9両国大会を見て本当に良かったと思ったのは、1.4東京ドーム大会までのストーリー、流れを知って自分が1.4を見られるのがすごく嬉しいです。去年は、1.4が初めてのプロレスだったので、それまでのストーリーを知らずに見たんですよ。今回は、自分がストーリーを知って見られるのが凄く楽しくて、1.4まであと3ヶ月くらい? あるので、それまでのみんなの試合をしっかり見て、皆さんも1.4だけじゃなくて、それまでにも命を懸けて闘ってくださると思うので、そのストーリーを全部見たうえで試合を見たいと思います。その2人の関係性がもっとこれからどうなるのかな? と見ながら当日迎えたいとすごく思っています」

――今年の東京ドームから1年経ちますが、珠理奈さんはプロレスファンとしてたくさん発信をされてます。ハリウッドJURINA選手は、デスティーノを使っていますが、タグチジャパンの立場として言いにくいかもしれませんが、内藤選手のいまの爆発的な人気はどう思いますか?

珠理奈「そうですね。その答えに関しては、……トランキーロ!あっせんなよ!。……あ、この答えで大丈夫ですか?(場内爆笑)」

――大丈夫です(笑)。

田口「ありがとうございます(笑)」

――スペシャル・アンバサダーとしてどのような活動を行っていきたいですか?

珠理奈「そうですね。SNSなどでアピールすることはもちろんですが、自分が試合を観戦した後はツイートしたりとかしてたんですが、それを積極的にやっていきたいです。あとは自分が観戦している姿をあまり見せたことがないので、結構すごいテンションになっちゃうんですよ(笑)。それで周りの人が声掛けてくださるので、あまり迷惑をかけないように、でも、緊張せずに普段通りに応援させていただけたら嬉しいかなと思います。なので、私が大きな声で応援してるとこを見ても温かく見守ってくれればと思います」

――これから1.4東京ドームに向けて会場で観戦したい気持ちはありますか?11.26愛知県体育館(SKEのお膝元)がありますが…

珠理奈「もちろん! 愛知はまだ行ったことがないんですよね。大阪、神戸、京都は行ったことがあるんですけど、愛知県体育館は行けてないですね。あと10.21東金体育館大会にもお邪魔出来たら嬉しいなと思います」

――ハリウッドJURINAとしてまたプロレスをしたいという気持ちはありますか?

珠理奈「めちゃくちゃありますね。本当に選手の皆さんの試合を見れば見るほどその気持ちが増してきて、自分が後楽園ホールの試合の映像を見たりして『もっとこうすればよかったな』とか反省点もたくさんありましたし、『この選手の技をやってみたい!』とかそういう目線で見ちゃうんですよね。もちろん応援する気持ちもあるんですけど、そういう気持ちで見てしまうので観戦し終わった後にミラノ(コレクションAT=『豆腐プロレス』のコーチ)さんのところに行って『今度はこの技をしたいです!この選手のこれをやりたいです!』とかお話ししたりしてますね。それが実現したら嬉しいと思います」

――ちなみにどの選手のどの技をしてみたいですか?

珠理奈「えー!でも、結構出尽くしたんですよね(笑)。逆になにが出来たらいいと思いますか、監督!」

田口「えっ、なにが出来たらいい?」

珠理奈「はい!タグチジャパンとして」

田口「そうですね。ヒップアタックはまえにやってましたよね。でも腰が甘かったので、今度は、手取り足取りマンツーマンで……」

珠理奈「ミラノさんに教えてもらいます」

田口「えっ。でも結局、ボクに教えてもらうかミラノさんに教えてもらうかになるじゃないですか。それでもミラノさんですか?」

珠理奈「う〜ん。そうですね。ミラノさんで……」

田口「ありがとうございました(苦笑)」

――空中殺法はどうですか?

珠理奈「あ、聞いてください!この間コンサートでバク宙をしたんですよ。バク宙を1ヶ月くらいで練習したんです。総選挙の感謝祭というコンサートだったので、ファンの皆さんに私を応援してて良かったと思っていただきたいと思って練習したりしたんですけど、よくよく考えたら、バク宙が出来たらプロレスの試合にも生かせると思っているので、さらにパワーアップしたハリウッドJURINAを見ていただけると思います」

田口「ムーンサルトとか出来たら良いですね」

珠理奈「やりたいですね。空中殺法は見るのも好きなのでやってみたいですね。それを練習することに恐怖感が全然なくて、それはきっとプロレスをやっていてトップロープから飛んだりしていたので、プロレスをやったことで自分はなんでも出来るんじゃないかと思っちゃうくらい本当に強くなれたのですごく感謝しています」

――タグチジャパンのマネージャーとして東京ドームに登場する可能性はありますか?

田口「そうですね。まずタグチジャパンとして試合が組まれるかという大きな問題がありますので、まずは、そこをクリアする必要がありますね(場内爆笑)。でも、全体のアンバサダーですからね、タグチジャパン独占というわけにもいかないかなという思いもありますので。でもできれば独占で!」

珠理奈「皆さんのことを応援します。もちろんタグチジャパンも!」

田口「じゃあ、密かに応援してください」

珠理奈「密かじゃないです。常に思っています。応援してます!」

田口「ただ、私はたぶん第0試合だと思いますので、『ニュージャパン・ランボー』頑張ります(場内爆笑)」

珠理奈「私は監督のお尻を見てます」

田口「そうですか。キレイにしておきます(笑)」

――アイドル活動をプロレスに例えると、珠理奈さんはいまセンターを外れていて、ベルトを奪われている状態だと思いますが、次のシングルはいつ出るか分かりませんがベルト奪還したいとか、若いチャンピオンを育てたいか、どっちの気持ちですか?

珠理奈「その気持ちは両方ありますね。難しい立ち位置だなと思いまして、でも譲る気持ちはなくて奪いに来てほしい気持ちもあるので、そこに1人にいることでその人に勝ちたいとか、その気持ちになることで全体が盛り上がると思いますので『珠理奈に勝ちたい!』みたいな存在になりたいなと思います。ベルトを持ってなくてもチャンピオンの風格を持っていたいなと思います。私は、SKE48だけじゃなくて、48グループのセンターになりたい気持ちが強いのでSKE48はもちろんですけどAKB48のセンターも狙っていきたいと思います」

――やはり指原(莉乃)さんの存在は強いですか?

珠理奈「強いですね。総選挙はもちろんですけど、グループを引っ張っていく力がすごくあって、指原さんがHKT48として活動していてテレビ出たり総選挙1位になったりして、HKT48の勢いも上がっているんですよ。私もそういう存在になりたいと思います。自分が活躍することでSKE48の為になったら良いなと思うし、48グループの為になったら良いなと思います。それだけ大きな存在になりたいと思います」

 最後に田口監督が会見を締めくくろうとすると、「終わっちゃうんですか!さびしい!」と言いながらも立ち上がった珠理奈は、「ちょっと待った〜! 最後に“3つ”、言わせてください!」と会見終了のムードを遮断すると、「ひとーつ!今年の1.4東京ドーム大会から、1年が経ち、まさかの来年のアンバサダーをさせて頂くことになりました。凄く凄く最高で、感謝をしています! ふたーつ!この感謝の気持ちを持って、プロレスを知らない方にもプロレスの魅力をシッカリ伝えていきたいと思います! みっつ!……特にありません」と最後は“レインメーカー”オカダ・カズチカ流で会見を締めた。

 会見が終わってもしばらく会場の出入り口付近に残り、笑顔で報道陣を見送るその姿はファンにお馴染みの“神対応”そのものだった。プロレスの知識も1年で身につけたとは思えないほど。探究心の塊なのだろう。そんな彼女がプロレスへの入口を少しでも広げてくれたら、こんなに嬉しいことはない。年末は、グループとしての活動も忙しくなる季節だが、1.4ドームに向けた松井珠理奈の動きも要チェックである。

取材・文・写真 / どら増田

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