今年の嵐は潜在視聴率12.4%を記録し、文字通りバラエティー界の頂点を極めた。一方の吉高もNHK朝の連ドラ『花子とアン』の成功で国民的女優として認知され、人気は衰えることを知らない。そんな嵐と吉高が初共演を果たしたのが、昨年の大晦日に放映されたNHK紅白歌合戦だ。
「目玉無しと言われた紅白だったが、第一部35.1%、第二部42.2%を取ることができた。その後のリサーチの結果、嵐と吉高の貢献度が極めて高かったんです。民放関係者はこの結果を受け、嵐と吉高のキャスティングに動いているわけです」(芸能プロ関係者)
某キー局関係者がその舞台裏を証言する。
「日テレはゴールデン&プライム帯で、ドラマ・バラエティーを問わず二組合計で1000万円のグロス金額を提示し、『24時間テレビ』出演を狙う。これまでは嵐に200万円、吉高には実績が無いものの150万円が基準だったことを考えれば大幅アップです」
日テレの大盤振る舞いに対し、テレ朝とTBSも赤字覚悟で予算を計上したという。
「TBSは『オールスター感謝祭』と特番ドラマで、テレ朝はクイズ特番でのオファー。TBSは嵐に500万円で吉高に300万円。テレ朝は嵐に400万円、吉高に200万円。ただし企画書のレベルが低いため実現は厳しいでしょう」(事情通)
フジテレビも獲得に負けん気を見せている。
「『FNSうたの夏まつり』、『FNS歌謡祭』でのオファーです。ドラマは二宮和也か松本潤を主役に起用し、相手役に吉高というオーダーをしている。もちろん月9。ギャラは言い値だそうだ」(芸能プロ幹部)
ところが、ここに来てとんでもない事態が起きた。なんと1月に更改された『タレント共演NGリスト』に、嵐と吉高の名前が連ねられていたというのだ。
「NGを先に申し出たのは嵐サイドだったようです。理由は紅白の司会。吉高と共演して、あまりの未熟さとチグハグぶりにメンバーが呆れてしまったようなんです」(テレビ局関係者)
確かにVTRを確認するとツッコミどころは満載だ。
「台詞を忘れ構成をめちゃくちゃにした。“きゃりーぱみゅぱみゅ”など言いづらい歌手名を平然と噛んだ揚げ句、大トリの松田聖子を紹介する場面では沈黙する場面も。女優なのは百も承知だが、そのひどさに昨年の綾瀬はるか以下だと、NHK局内でも囁かれていたほど」(制作会社幹部)
嵐と吉高の共演は紅白で見納めになりそうだ。