「清水は4本の映画に出演する予定だった。また、テレビやラジオのレギュラー番組、広告など多くの契約を抱えていた。仮に、これらすべてがNGになれば莫大な違約金が発生する。レプロサイドが必死になるのも当然です」(芸能事情通)
某大手広告代理店幹部が、違約金の詳細について解説する。
「ブレイク中の若手女優であれば、CM契約は1本3000万円〜が相場。スポンサーとの契約の際に重要視されるのが“宗教的思想”です。さらに途中で広告が出せなくなった場合、残り期間のギャラは返還しなければならない。それだけでなく、かかった製作費や差し替え用の費用まで、すべて負担する可能性も出てくる。いずれにせよ、責任は清水の雇用元であるレプロにあるとみなされるんです。管理及び確認作業を怠ったということで、代理店やスポンサーから損害賠償を求められたら、まず勝ち目はない。結果、レプロはこの損害を清水に請求するしかないわけです」
一説には、その損害額は安く見積もっても5億円オーバーになるという。
そんな中、清水の一件を受け、芸能界ではある調査が一斉に始まったという。
「宗教に関する聞き取りです。今さらながら、所属タレントに確認をしている事務所がわんさかあるそうです。優良なプロダクションは雇用契約書にこの種の一文を入れ込んでいるところもあるが、プライバシーの侵害を恐れ、ずっとグレーとしてきた部分。でも、今回の清水の莫大な損害額を知れば、皆が右往左往しますよ。ただでさえ明日の仕事は何も補償されず、人気だけが命の芸能人。ここだけの話、宗教に拠り所を求める芸能人はかなりいるんです」(芸能プロ幹部)
第二の清水が出てくる可能性は誰にも否定できない。