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【週刊テレビ時評】もはや観月ありさでは数字が獲れない? 「夜のせんせい」は超低空飛行

 前クールでは、「ドクターX〜外科医・大門美知子〜」(テレビ朝日系/米倉涼子主演)、「リーガルハイ」(フジテレビ系/堺雅人主演)といったヒット作が生まれた民放の連続ドラマだが、今クールでは、ほとんど総崩れ状態だ。

 なかでも、かわいそうなほど視聴率が獲れていないのが、TBS系「夜のせんせい」(観月ありさ主演/金曜日午後10時〜)だ。

 同ドラマは、スナックのママから転身した定時制高校の教師・夜野桜(観月)が、落ちこぼれの生徒たちを、再生へと導く人生再生逆転ストーリー。共演者は蓮佛美沙子、田中圭、大政絢、山本耕史、光石研、大杉漣、笹野高史ら。

 初回(1月17日)は10.3%(数字は以下、すべて関東地区)と辛うじて2ケタ台だったが、第2話(同24日)で7.3%と急落。第3話(同31日)も7.3%で、第4話(2月7日)は5.1%と、さらに降下。第5話(同14日)も5.2%で、いつ5%を切っても、おかしくない状況。ここまでの平均は7.3%と超低空飛行が続いている。

 同枠は、前番組が人気バラエティ「中居正広の金曜日のスマたちへ」(金曜日午後9時〜)で、「チャンネルを替えさせない」との意味では、決して悪い条件ではない。まして、先週は前の「ぴったんこカン・カン」2時間スペシャル(午後7時56分〜9時48分)が16.6%の高視聴率を獲っているだけに、事態は深刻だ。

 観月といえば、92年の「放課後」(フジテレビ系)以来、「夜のせんせい」で、実に23年連続で連続ドラマの主演を務め、自身の記録を更新した。かつては、フジテレビ系「ナースのお仕事」シリーズ(96年、97年、00年、02年)のようなヒット作もあった観月だが、近年、その主演作は低迷している。

 08年1月期の「斉藤さん」(日本テレビ系)は平均視聴率15.3%を獲ったものの、それ以降、「OLにっぽん」(日本テレビ系/08年10月期)=平均視聴率8.1%、「おひとりさま」(TBS系/09年10月期)=平均視聴率9.5%、「天使のわけまえ」(NHK/10年7〜8月)=平均視聴率6.8%、「華和家の四姉妹」(TBS系/11年7月期)=平均視聴率11.5%、「Answer〜警視庁検証捜査官」(テレビ朝日系/12年4月期)=平均視聴率9.4%と低調。

 数字が良かった「斉藤さん」シリーズ第2弾の「斉藤さん2」(日本テレビ系/13年7月期)も、平均視聴率12.4%といまひとつだった。もはや、「観月を主役にしておけば大丈夫」といった各局の認識も、変える時期に来ているようだ。

 また、好スタートを切ったものの、視聴率が急落した「S-最後の警官-」(TBS系/向井理主演/日曜日午後9時〜)第6話(2月16日)は12.6%で、前週より0.5ポイント上げたが、3週連続の12%台となった。

 問題ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系/芦田愛菜主演/水曜日午後10時〜)第5話(同12日)は11.6%で、前週より1.5ポイントダウンし、過去最低となった。

 低迷続くNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第7話(同16日)は15.2%で、前週より0.2ポイント戻しただけだった。
(坂本太郎)

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