求人募集している会社のほとんどは真っ当な会社ばかりだが、ブラックワークといわれるブラック企業が堂々と求人を出していることもある。
実際、審査も甘いため何もわからない求人者がアリの巣に落ちていくように簡単にハマってしまう。資本主義である以上、社会人である以上、ブラック企業を選んでしまった本人の「自己責任」はあるかもしれないが、安易に求人募集を受け入れてしまうハローワーク側に責任は無いのだろうか?
まともな企業でもブラックな企業でも求人を出すのは人材不足の場合である。つまり時間が無いのである。また、ハローワーク側も一企業に対して、深く調査する時間も予算も人手も無い。
その結果、不況の影響もあり以前ならハローワーク求人に出なかったような業種が堂々とのさばる事態となっている。怪しいと思って事前にネットで調べても、中小企業のブラックな情報など表に出ることは無い。つまり入社してみないとわからないのだ。
1から10までブラックで塗り固めた企業の場合は事前にすぐわかるが、最近では法律を熟知したギリギリの経営手法で巧妙にやりくりしてることもある。
あなたがそういったブラック企業に知らず知らずうちに巻き込まれてしまった時に取る行動は2つに1つだ。
生活のために我慢するか、それともリスクを負ってすぐに転職するか…仮にブラック企業を辞めたとしても、転職活動をして、面接で聞かれることは「なぜ前職を辞めたのですか?」
その壁を上手く乗り越えなければならない。ブラック企業にうっかり勤めてしまうことは一生のリスクとなって付きまとうのである。
そういったことを踏まえるとハローワーク側や国には求人募集する企業の審査を厳しくしてブラック企業を一掃してほしいものだ。