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28歳史上最年少市長誕生に焦る大阪維新の会

 1月15日に投開票された大阪府四條畷市長選は、新人で元外務省職員の東修平氏(無所属)と前市長の土井一憲氏(同)の一騎打ちとなり、東氏が土井氏を破り初当選を果たした。東氏は28歳。現職としては全国最年少市長の誕生となった。

 この選挙では、東氏の年齢ばかりが話題になっているが、関係者が密かに注目していたのは各政党の力関係だ。
 「土井氏は前回の選挙で、大阪維新の会の支持を受け初当選を果たしていた。当時の維新は、橋下徹前代表が先頭に立ってのイケイケ状態にあり“維新の看板”さえあればそれなりに戦えた状況でしたからね。それだけに橋下氏が政界を“引退”した今、どこまで通用するかが見ものでした」(大阪府議会関係者)

 選挙では維新が土井氏、自民・公明が東氏の支援にまわり、民進・社民・共産は自主投票で動くこととなった。
 その結果“野党共闘”が結成され、土井氏が苦杯をなめることになったのだ。
 土井氏陣営に近い、ある会社経営者がこう話す。
 「自民の東氏支援はともかく、社民・共産は独自候補を擁立してくると思ったが、まさかの自主投票だった。それでも橋下さんがまだ代表でいてくれたら、結果は違ったものになっていた。維新の看板だけでは限界ということだ」

 共産党の自主投票の動きは、国政での野党共闘の動きを受けてのものという見方がもっぱら。選挙戦では、東氏の選挙カーに自民党と共産党の関係者の同乗も目撃されている。
 「孤立を露呈した維新は、先日の全体会議で選挙敗北については触れず、夏の堺市長選挙の話題が中心でした。しかし、今回の事態を深刻に受け止めている議員は多い。松井一郎代表も橋下さんの存在が薄れる中、相当な危機感を持っているに違いありません」(大阪維新の会関係者)

 挽回できるか。

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