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【雅道のサブカル見聞録】ついに発売『1/700けいおん! キティーホーク』

 TBS系列で放送中の人気アニメ『けいおん!』。アニメ第二期のOPとEDがオリコンチャートの一位、二位を独占するなど話題が絶えない作品だ。版権モノ商品の売り上げも凄まじく、可動式フィギュアの「モブッピ」(青島文化教材社)「フィグマ」「ねんどろいど」(グッドスマイルカンパニー)などは店頭で売り切れ続出。各玩具メーカーは“けいおん人気”にあやかろうと数々の商品をリリースしている。今年の二月には青島文化教材社が団地プラモデルキットにけいおんのデカールを同梱した「痛団地」を発売するなど、もはや何でもありの様相を呈している。そんな状況の中、今月の静岡ホビーショーでかねてから噂されていたあのキットが、遂にそのベールを脱いだ。フジミ模型から6月1日に発売される「1/700けいおん! キティーホーク」だ。

 キティーホークとは1961年4月29日に就役したアメリカ海軍最後の通常動力空母キティーホーク級の一番艦である。同艦を1/700スケールで再現したキットは既にフジミから発売されていたが、今回は「きゃらdeCAR〜るシリーズ No.17」として『けいおん!』のデカール付きでの発売される。「痛車」ならぬ「痛空母」の誕生だ。

 プラモデル界のキャラモノ商戦で「痛車」を商標登録した青島文化教材社に遅れをとっていたフジミ模型。ここ最近は自社の豊富な自動車キットラインナップを武器に人気アニメやゲームとコラボさせ「きゃらdeCAR〜るシリーズ」として巻き返しをはかっていた。だが、今回は車でなく空母である。思い切ったものだ。車のキットでは青島から痛車シリーズとして「ランサーエボリューションX けいおん!」が既に発売されており、代替案として今回のキットとなったのかもしれないが、なぜ空母と『けいおん!』を結び付けたのだろうか…。

 組み合せのナゾは別として、フジミ模型の「きゃらdeCAR〜るシリーズ」はデカール点数が他のキャラモノデカールよりも多く、実は評判が良い。その理由は、他のキットや小物などに流用できるメリットがあること。「1/700けいおん! キティーホーク」もその点では期待できるだろう。

 最後に個人的なことを言わせていただくと、筆者は「1/700けいおん! キティーホーク」の大ヒットを密かに願っている。それはこのキットが成功すれば、「1/700空母赤城 ストライクウィッチーズ」や「1/700戦艦長門 長門有希」などが発売されるかもしれないからだ。まったく個人的な趣味と願望のために、『けいおん!』ファンの皆様に期待して申し訳ないのだが…。お布施期待してます!(斎藤雅道)

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