本作は、1995年に放送された『新機動戦記ガンダムW』のOVAシリーズで、1997年より全3巻リリースされている。発売より17年の時を越えて、関は「放送からそんなに時間がたっているんだなと驚きました。アニメは今CGが主流なので、セル画のロボットアニメに出演させて頂いたというのが得した気分になりますね。セル画の手描きの温かさというのはCGでは表せないと思います。Blu-rayではそんなところをより鮮明に見て頂けたらと思います」とコメント。緑川は「17年という年月だけ聞くと驚きますが、仕事としては毎年何らかのガンダムWのお仕事をさせて頂いているので、そんなに昔の作品の感じがしませんね」と笑顔を見せた。
同作はそれまで男性ファンがメインだった『ガンダム』に女性ファンを取り込んだ作品であり、『ガンダム』シリーズで完全続編として初めてOVAが発売されたエポックメーキングな作品である。
『新機動戦記ガンダムW Blu-ray Box2』の新作ピクチャードラマや、今回の新作ドラマCDで17年ぶりのアフレコをしたことについては、関は「ピクチャードラマでは、デュオ・マックスウェルとファザー・マックスウェルの二役をやらせて頂いたのですが、ファザーに関しては老いたことは意識しないでやらせて頂きました。その方が“らしい”と思うので。当時ファンだった方が聞いて引かれないように考えて演じました」と語り、一方の緑川は、「今回の特典の新作ドラマCDでは、ヒイロがキャンサーに乗れたのが嬉しかったです。ぜひ映像で見たいです」との想いを語った。
最後に、関は、「17年たっても愛される稀有な作品となりました。僕も緑川も命の続く限り自分達のキャラクターを続けて行きます」緑川「みなさんの応援が続く限り自分の声も若返ります! とても素敵な作品に参加できて幸せです」とファンに感謝。そして、今回登壇した二人が栃木県出身ということにちなんで、緑川がヒイロの代名詞である「お前を殺す…」を栃木弁でつぶやき、会場を沸かせ、イベントを締めた。