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ヒトの皮膚細胞からも作成の可能性で 高まるSTAP細胞の期待と恐怖

 近い将来、人類は“不老長寿”を手に入れるのか。独立行政法人理化学研究所・細胞リプログラミング研究ユニットの小保方晴子リーダーらが発見した万能細胞、『STAP細胞』は、驚くべき可能性を秘めている。
 「例えば肝臓の組織の細胞をリセットして、心臓の細胞を作ることができる可能性が出てきたということ。しかも、拒否反応が起こらないうえ、iPS細胞のように、ガン化する心配もない。老化した内臓を新しいものに付け替えることで、不老長寿の人間が出来上がるということです」(サイエンスライター)

 しかも先ごろ、ハーバード大の研究チームが、マウスではなくヒトの皮膚細胞から、STAP細胞の可能性がある細胞を作り出したという。
 「医療の世界では今、“死ねない人を死なせる医療”がテーマになっている。ただ、もともとその人が持っている体の機能を維持したまま、長生きできる健康長寿は素晴らしいこと。小保方さんの研究は永遠の命を楽しめる時代を予感させます」(山梨大医学部名誉教授の田村康二氏〈医学博士〉)

 もし実現した場合、どんな世の中が想像できるのか。
 「長寿になれば人口過密が生じる。アメリカの高名な遠隔透視者、ジョー・マクモニーグルなどは、世界初の海上都市は日本で完成すると予言していますが、超高齢化社会で増えた人口を誰が支えるのかといった問題もあるのです」(超常現象研究家・百瀬直也氏)
 「屋久杉などの植物は1000年以上生きるが、人間のように感情を持ち、動いているものはそうはならない。結局は新しい細菌やウイルスが増え、人口は減ると思います」(世見者・松原照子氏)

 人類が不老長寿を手に入れることは、そう単純なことではないという見方だ。
 ジャーナリストの大谷昭宏氏もこう言う。
 「20世紀は、人間の英知でどこまで科学を進歩させるのかという時代だったが、原発問題など、生み出したものが手に負えなくなっているのが今の状況。とすれば21世紀は、どこで歯止めを掛けるかが課題です。そんな中、神の摂理に反する領域にまで寿命を延ばすべきではありません」

 人類の未来を大きく左右する発見となるのか。

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