そんな健全であるはずのタイ古式マッサージ店が摘発された。11月9日、東京・新橋の『ガムライトォーン』の経営者、スズキ・ジーラナン容疑者(46)が風営法違反容疑で逮捕。さらに従業員の女性3人も資格外活動の疑いで逮捕された。
「容疑は、営業禁止地域であるにもかかわらず男性客に対して“性的マッサージ”を行っていた疑い。ちなみに同店はタイ流のストレッチもしくはオイルマッサージのコースがあり、料金は60分5000円〜で、表向きは風俗の匂いが全くしませんでした」(同)
しかし、ベテラン風俗記者によると、タイ古式マッサージは以前から密かに“ヌキ”サービスが行われていたという。
「タイでは“ヌアカイ”と呼ばれる睾丸マッサージがあり、回春に効くと評判。全ての店ではありませんが、都内でも何店舗かでヌアカイが裏オプションとして存在し、客をビンビンにさせてから、タイ女性が指や口、さらに本番で、スッキリさせていたところもありましたよ」
ただし、中国、韓国のマッサージ店のように、度々摘発を受けていたわけではない。
「業界で囁かれている話だけど、当局は中国や韓国の風俗店には厳しいがタイに関しては緩いといわれている。反日感情の影響もあるんだろうね」(風俗関係者)
ところが、ここ1〜2年で見過ごせないほどタイ古式マッサージ店は急増しているという。
「理由は最近、日本の景気が徐々に上がっているとあって、タイ人の女性がどんどん日本に出稼ぎに来ているためです。タイの女性は子供のころからマッサージを母親から教わるので、技術もあり、この手の店で働きやすい。そんな中、他店との差別化を図るため、性的マッサージを取り入れる店も増えているんです」(前出・風俗記者)
今後も摘発は増えそうだ。