市井昌秀は、映画監督。04年にショートフィルムでデビューし、06年&07年には、国内外の賞を受賞。乃木坂46のミュージックビデオを手がけたこともある。13年には、星野源の才能にいち早く目を付けて、自身初の主演映画『箱入り息子の恋』の監督を務めた。さらに、17年には映画『僕らのごはんは明日で待ってる』も決定しており、こちらには現在大人気公開中の映画『ピンクとグレー』の主演を務める中島裕翔(Hey! Say! JUMP)を起用する。
まさに新進気鋭の監督だが、市井は元芸人。初めて舞台に立ったのは吉本興業の常設会場で、当時の相方はなんと、笑い飯・哲夫だった。当時は、「スキップ」というコンビ芸人で、ツッコミ担当だった。
その後に上京して、こちらも驚き、髭男爵の初代メンバーとなっている。現在は、山田ルイ53世&ひぐち君の髭男爵だが、立ち上げの際はトリオだったのだ。芸人生活に見切りを付けて、撮る側に転身。その決断は間違っていなかった。
いっぽう、桝本壮志という男も成功組。現在、スピードワゴン・小沢一敬とチュートリアル・徳井義実と3人で一軒家に住む放送作家。元は、大阪NSC13期生で、チュートや次長課長、ブラックマヨネーズらと同期だ。
しかし、早々と引退し、ロンドンブーツ1号2号の番組で、放送作家としてデビュー。現在は、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)や『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)、『あのニュースで得する人損する人』(日テレ系)などを担当。超売れっ子イケメンだ。
そんな彼の素顔は、大の広島カープファン。同居生活とは別に事務所を構えているが、カープグッズで埋め尽くされており、広島県内ではレギュラー番組に出演。イベントにも招かれる。筋金入りであることから、「神」と崇められるほど。3,500万円ほどつぎ込んだという。
映画監督と放送作家(兼カープの神)。芸人というこだわりを捨てて成功する例は、ままあるようだ。
*画像は市井昌秀ツイッター https://twitter.com/ichiimasahide