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もはや人事権は安倍総理のもの? NHK新経営委員4人の顔ぶれ

 安倍政権がNHKに4人の経営委員を提示してきたことから、次期会長候補の名前がちらほらし始めた。
 今回は、経営委員12人のうち新任の4人。NHK会長人事は経営委員9人の国会同意人事が必要だが、4人が安倍総理の味方になれば様々な案件を拒否できる構造が出来上がる。

 新経営委員は、JT顧問の本田勝彦氏(71・安倍支援保守系財界人『さくら会』のメンバーで元安倍総理の家庭教師)、作家・百田尚樹氏(57・日本の自虐史観を一貫して批判し、憲法改正と軍隊創設を推挙)、長谷川三千子氏(67・古くからの知人で家父長制の復権を公然と唱える保守論客)、中島尚正氏(72・『海洋学園』校長、副理事長はJR東海葛西敬之会長。次世代のリーダー育成を掲げる全寮制の中高一貫校)ら。
 安倍総理はこの4人を外部からリモコンし、会長人事を押し通すことになる。

 では、来年1月に会長になる人物だが、候補として挙がっているのは誰か。
 この項(112回・126回)で報じた記事をまとめると、三つの勢力がぶつかり合いを続けている状況だ。
 安倍主導型で外部から“入閣”しようとする勢力と、内部からの巻き返し勢力がある。後者では諸星衛NHKインターナショナル経営特別主幹らの名前が挙がっている。最後に2期目に入る松本正之会長勢。目下、意欲的でアンチを追放にかかっているともっぱらだ。安倍総理を支援するJR東海勢とは今や不仲だと囁かれている。

 だが、すでに安倍総理が人事権を握っているといえそうだ。
 「安倍総理は三菱グループから会長を送り込もうとしています。実兄・寛信氏は三菱商事系列企業にいるし、『さくら会』のメンバーも三菱系企業幹部が多い。畔柳(くろやなぎ)信雄三菱東京UFJ相談役が筆頭格ですが、他にも三菱グループ内には候補はゴロゴロいる。あっと驚くところでは、牛尾治朗ウシオ電機会長の名前を口にする者もいます。可能性は低いですが、以前に何度も噂になっているし、安倍総理の姻戚関係ですからね」(NHK事情通)

 このままでは、NHK会長人事、相当もめそうだ。

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