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本日26日開幕! セ・リーグ因縁の3カード

 パ・リーグから一足遅れて、26日開幕するセ・リーグだが、いきなり因縁カードばかりだ。
 巨人対ヤクルト(東京ドーム)。中日対広島(ナゴヤドーム)。阪神対横浜(京セラドーム)。昨年、主催3球団がカモにした相手と3連戦だ。今季も大口貯金先にできるか。ビジターチームが意地を見せて、昨年の借金を返済するのか。興味津々だ。

 東京ドームでは、巨人が昨シーズン、18勝5敗1分と貯金「13」もした、カモネギのヤクルト相手に3連戦だ。2年連続最下位独走の横浜ですら対巨人戦は1つ多く勝っており、6勝18敗なのだから、ヤクルトの惨状がわかるだろう。巨人のリーグ3連覇の最大の協力者と言われても反論の余地はない。
 一昔前に、「巨人に勝つとヤクルトが売れなくなるから、巨人には負けていい」と言った元オーナーがいたが、巨人戦のテレビマネーも入らず、巨人人気にオンブにダッコの時代ではない。一昨年も対巨人6勝18敗の屈辱を味わわされている、3年契約の最終年のヤクルト・高田繁監督は、3度目の正直での雪辱を求められている。「巨人に勝つには、球威のある投手、由規、村中が力で封じ込めないといけない」と宣言。開幕戦のエース・石川に続いて由規、村中を先発させ、3連勝ローテーションで背水の陣だ。

 ナゴヤドームでの中日対広島も昨年は、中日が16勝8敗のダブルスコアで圧勝している。原巨人のリーグ4連覇阻止を公約している中日・落合博満監督とすれば、相性を生かし、一気に開幕ダッシュにつなげたいところだ。一方、12年間Bクラスに低迷している広島を率いる野村謙二郎新監督も、カモ返上を迫られる。Aクラス入りどころか、一気に19年ぶりのリーグ優勝を宣言しているからだ。苦手チームを作れば、優勝など夢物語だ。

 センバツ大会のために甲子園を明け渡し、京セラドームで横浜との開幕3連戦の阪神・真弓明信監督にしても、昨年4位、今季は2年契約の2年目で進退がかかっているだけに、負けられない。15勝9敗と昨年唯一6つも貯金できた横浜相手に取りこぼしは許されないだろう。逆に横浜・尾花高夫新監督にすれば、開幕から負ければ、3年連続最下位独走へまっしぐらになりかねない。「尾花新監督で横浜は変わった」と5球団へ強烈に印象づけるには、開幕での虎刈りしかないだろう。
 「優勝への近道は、弱い者イジメと言われようと、下位のチームから一つでも多く貯金することだ。どこに勝っても1勝に変わりはないのだから」というのは、世界の王ことソフトバンク・王貞治球団会長の監督時代の金言だ。弱肉強食のペナントレース、さて、セ・リーグの今季の天敵関係はどうなるか。開幕3カードの行方に注目だ。

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