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次期民放連会長に誰がなるのか 亀山千広フジ社長も有力候補

 井上弘民放連会長(TBS会長)の任期が来年3月で切れるが、会長本人は“続投”を固辞しているといわれ、次期会長候補が取り沙汰されている。
 「名誉職ではあるが、任務に縛られる日も多い。さらに民放のトラブルも多く、座り心地はあまりよくありません」(民放業界事情通)

 ちなみに、民放連会長の任期は2年。もし井上会長が辞めれば、もっとも短い就任期間となる。
 ここ20年では氏家齊一郎日本テレビ会長(故人・当時11代目)が7年で最も長く、広瀬道貞テレビ朝日会長(当時)が6年。これまで1期で辞めたのは、桑田弘一郎テレビ朝日社長(同)のケースがあるぐらいだ。

 現会長が2期目をやる意思がないとの情報が流れると、どうしても次期有力候補の名前が挙がって当然である。
 しかし、会長職になるには“輪番制”という暗黙のルールがあり、これをクリアしないとなれないのだ。

 過去にさかのぼると、9代目がテレ朝(桑田社長)。そして10代目がTBS(磯崎洋三社長)、さらに日テレ(氏家会長)、フジ(日枝久会長)、テレ朝(広瀬会長)、TBSの順だった。
 会長職をしばらくやっていない局が“次”となり、テレ東、テレ朝、フジあたりに絞られる。

 そこで有力候補として浮上しているのが、テレ朝・早河洋社長、テレビ東京・島田昌幸会長、フジテレビ・亀山千広社長らだ。
 だが、それぞれ候補として消去される要因もある。テレ朝は広瀬氏が長く椅子に座っていた。「もう一度テレ朝」となれば、他局があまりいい顔はしないだろう。

 テレ東は、系列が5局と少なく、視聴率も一番よくない。緊急ニュースが起きても、バラエティーを流しているときもある。
 「たしかに島田会長はテレビ界にも慣れ、政財界に顔も広い。一番うってつけとの声もある。しかし、日経・テレ東のドンといわれ、同局中興の祖で6年間民放連会長をつとめた中川順さん(故人)のような政治力があるかどうかは疑問」(テレビ業界事情通)

 だから、その前の菅谷定彦会長(テレ東)のように固辞した例もある。
 「そうなると、残るはフジですよ。順番としてはちょうどいい。亀山千広新社長は民放連の営業委員長もつとめ、やる気満々。経験不足は否めないが、57歳という若さだし、民放連会長になる可能性はあります」(前出・テレビ業界事情通)

 木の葉が沈み、石が流れる民放では、なにが起きても不思議ではない。

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