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ハイブリット生物、ライオンを喰う類人猿「ライオン・イーター」

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 アフリカのザイールにある森・ビリホーストに謎の大型類人猿が生息しているという。今までに知られている猿とは違い、生物学者で類人猿に詳しいシェリー・ウイリアムズ女史により写真、ビデオ撮影が行われている。彼女がサンプルとして採取した類人猿の糞はアメリカ・ネブラスカ州にあるオハマ動物園の遺伝子研究所で分析された。その結果によると、このザイールで目撃されている類人猿は、全くの新種の猿だという。しいて言えばミトコンドリアのDNAに近いと言われている。

 この謎の生物は、ゴリラとチンパンジーの混血によって生まれた生物と言われている。この手の混血生物と言えば、阪神パークで人気を博したヒョウとライオンの混血動物「レオポン」が連想される。ただ、本来あまり生殖能力はなく、繁殖することはあり得ない。だが、野生状態でチンパンジーとゴリラが性交したライオンイーターは、既に群れをなすほど繁殖しているのである。

 数年前にこの怪生物の初の目撃者となった動物カメラマン、カール・アンマン氏は、この類人猿の足は、平均的なゴリラの足よりも約2センチ大きく、ゴリラの作らない平地に地上に大きな巣を作り、夜中に咆哮(ほうこう)することがあると報告している。夜中の咆哮は、チンパンジーにしてはあり得ない行動であるという。

 地元の住民たちが「ライオン・イーター」と呼び恐れるこの類人猿は、チンパンジーの頭脳を持ち、ゴリラのパワーを持つハイブリッド生物。罠をかけ、集団で狩りをし、あの百獣の王・ライオンさえも捕獲し食べてしまうという。それゆえ「ライオン・イーター」という名前で恐れられているのだ。このライオン・イーターは肉食なのだ。あまりにも危険である。

 果たしてこの謎の類人猿「ライオン・イーター」が新種の生物か、ゴリラやチンパンジーの亜種なのか、まだまだ詳細は不明だが、今後もアフリカから目が離せない。なお付近ではツリーピーターという道具を使う謎の類人猿の存在もうわさされており、アフリカの奥の深さを感じる。

(山口敏太郎)

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