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F1進出か。楽天が画策する2015年マクラーレン・ホンダの大スポンサー

 新ポスティング移行に伴う楽天・田中将大投手のメジャー転身が、意外なところで波紋を投げかけている。5月16日にマクラーレンとのコンビで2015年シーズンからF1に復帰することを正式に発表した本田技研工業である。

 10月には新エンジンV6ターボエンジンのサウンド音を同社の公式ウェブサイトで公開、復帰準備は順調に進んでいたが、ここにきてブレーキがかかった。
 実は、11月に新生マクラーレン・ホンダのボディを飾る新スポンサーの発表が予定されていたものの、突然に延期を発表。その異常な状態は今も続いている。
 「前回のマクラーレン・ホンダではマールボロのフィリップモリス社がメーンスポンサーだった。現在はボーダフォンのカラーリングで走っているが、同社との契約が13年シーズンで終える事から、どこが新たなメーンスポンサーに就くか、注目されているのです」(大手広告代理店)

 赤白マールボロの復活なら延期の理由はない。そこで密かに囁かれているのが、「27カ国・地域」での事業展開を明言している三木谷浩史社長率いる楽天だ。
 マクラーレン・ホンダの「冠スポンサー」にはいくらかかるのか。現在のボーダフォンの場合、年間4680万ポンド(約62億円)と言われ、この金額は当初、予想された田中のポスティングマネーと重なる。
 それが新制度への移行に伴い、譲渡金が上限20億円に変更された。おかげで三木谷氏の「楽天・マクラーレン・ホンダ」構想に狂いが生じ、マクラーレン・ホンダのスポンサー発表がペンディング状態になっているのだという。

 上場市場をジャスダックスから“メジャー”の東証1部に変更した楽天だけに、その進路を世界中が注目している。

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