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橋下徹の天敵・丸山和也[参議院議員]が吠えた「暴走・維新は終わった!」(2)

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提供:週刊実話

 ただ、橋下は首相公選制を提唱しているけど、これは油断できないんだよ。講演会などで聞いてみると、首相公選制には7〜8割の人が賛成なんです。維新が法案を出してきたら、雰囲気的には通ってしまう土壌がある。そして、首相公選制になれば、橋下が総理大臣になる可能性だって否定できない。

 石原氏は、なぜこのタイミングで国政に打って出ようとしているのか。
 彼は30年以上前から、軍事独裁を称賛するような連中と心中呼応しているように思えるところがある。三島由紀夫の事件のこともずっと頭にあって「三島はやったけど、俺はできなかった」というコンプレックスを抱き続けているともいわれている。そういう屈折した思いが今回の行動にも出ているような気がする。

 大前研一さんが、完全に維新を見限ったと書いていた。道州制は彼が先駆者みたいなものだし、『平成維新』の名前で政治活動を始めたのも彼だし、名前を譲ったようなところもある。橋下が石原さんと組んだことにとても失望したようだ。大前さんは国際派の経営コンサルタントだから、石原さんが尖閣を購入しようとしたことなどで、ビジネス環境がとても悪くなったと言っている。尖閣では領土問題がなかったのに、石原さんの言動のせいで、国際的に領土問題があるということになってしまった。
 核保有だの憲法破棄だの、80歳を過ぎた男が幻影の中で、一人で騒ぎを起こそうと執念を燃やしているということじゃないかな。ある意味、誠に大したもんではあるが。他方で「暴走老人」なんて言われていたけど、我々は、これから先は彼の暴走と妄想の違いを見極める必要がある。実際に今の日本に、アメリカや中国と戦争できるだけの思想や体力が備わっているとでも思っているのだろうか。

 国民運動のような形をつくるには、安倍さんでは問題もあるんだよね。裾野の広い支持が得られるかというと疑問符だから。まず、総理をやっていた前回のことがあるので、強いイメージがない。そして、やや尖り過ぎているのではないかと。復古趣味とか、保守過ぎるとか、いろいろな言い方はあるけど。そんなこともあって総裁選のとき、全国の支部では圧倒的に石破さんの方が評判良かった。
 ところが一部の学者や評論家が動いて、安倍さんを総理にと嘆願書まで出していた。そんな動きと尖閣の問題が重なって安倍さんが勝った。僕は2人とも知っているから言うけど、両方とも弱いかなと思ったな。じゃあ誰がいいのかと聞かれると困るんだけど、あの2人じゃ風を起こせないと思ったね。風を起こすという意味で、小泉進次郎に「おまえさん出ろ」ってけしかけたんだけどダメだったな(笑)。もちろん今は力を養成していくという彼の判断が正当だったんだがね。

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