5月12日、日本橋のアニメグッズ店「アニメイト日本橋店」で、ゴスロリ衣装の20代女性のスカート内にペン型の小型カメラを差し入れたとして、大阪府迷惑防止条例違反の疑いで大阪府警浪速署に逮捕されたのは、府内の中学校教諭・W容疑者(54)。
調べに対しW容疑者は、「補導・見回りの一環」として容疑を否認しているが、店側には以前から「買い物をするわけでもないのに店内をウロつく気持ちの悪い中年」としてマークされていたという。
「この手の店に出入りする大人はほとんどが、父兄もしくは補導員。それがあの男は、何か別の目的があるような感じがしたので気をつけていたんです」(店員)
この変態教師、逮捕の際の往生際も悪かった。
「なんとカメラからSDカードを抜き出し、噛み砕いて飲みこんだんです。それでも結局、検便で破片を回収され、体を張った証拠隠滅も無駄に終わりました」(社会記者)
W容疑者は、学校では「教育論に関しての著作もある、学究肌で教育熱心な先生」(関係者)として通っていたが、一方で女性のスカートの中にも熱心で、過去にも盗撮容疑で逮捕(不起訴)されていた。
そんな騒動の後、日本橋界隈のアニメやメイドのオタク系ショップでは、気になる動きが出ている。
「週末になれば各店に1人や2人は必ずいた場違いな雰囲気の中年客が、一斉に姿を消した」(マニア専門誌記者)
というのだ。あるゲームカードショップのオーナーはこう語る。
「危なそうな大人が姿を消したのは、狙いが同じだったからなのでは。今、日本橋にはコスプレの店員や女性客だけが目当ての中年男性客が増え、店員が触られたとか、つきまとわれたとか、性的いたずらをされたとかいう話が山ほどあるんです。その意味で、W容疑者があんな形で逮捕されたのは、いいクスリになったようです」
今回の事件をきっかけに、アニメショップでは要注意人物の情報交換に力を入れるという。加えて、浪速署をはじめ近辺の警察もパトロールを強化する方針。まっとうな(?)中年マニアにとっては、少々行きづらい街になった。