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幼稚園の職員がスマホのアプリ通じ女子高生と援交

 警視庁少年育成課は3月18日までに、スマートフォン(多機能携帯電話)の出会い系アプリを通じて知り合った、当時17歳の女子高生に現金を渡して、わいせつな行為をしたとして、私立幼稚園の職員・飯野直嗣容疑者(37=埼玉県新座市西堀)を、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕した。

 飯野容疑者は「制服姿の女子高生と性行為がしたかった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年8〜10月、東京都練馬区の有料駐車場に止めたワンボックスカー内で、3回にわたり、当時17歳だった東京都内の高校3年の女子生徒を呼び出して、1回につき現金8000〜1万5000円、計3万8000円を渡して、わいせつな行為をした疑い。

 同課によると、飯野容疑者は昨年6月頃、スマートフォンの出会い系アプリ「ぎゃるる」を通じて、女子高生と知り合った。女子高生は当初、飯野容疑者の「援助交際をしないか」という連絡を無視していたが、具体的な金額を提示されると「受験参考書が買える」と思い、応じてしまったという。

 このアプリは、主に男女の出会いなどを目的として利用されている。ニックネームや顔写真、生年月日などを登録すると、GPS(衛星利用測位システム)により、半径50キロにいる同じアプリ利用者の一覧が表示され、連絡を取ることができ、10代の若者に人気があるという。無料で利用可能で、年齢制限もない。

 飯野容疑者は勤務先の幼稚園で、バスの運転手や運動の指導などをしていた。その傍らで、卒園した児童らを対象にしたサッカークラブの監督も務めており、地元では熱心なサッカー指導者として知られていた。
(蔵元英二)

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