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SNSで知り合った女子中学生に援助交際させた男を逮捕

 京都府警少年課などは9月26日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「ポケゲー」を通じて知り合った家出中の中学3年の女子中学生(14)に、男3人とみだらな行為をさせたとして、児童福祉法違反の疑いで、自称無職・黄本弘盛容疑者(25=福岡県北九州市小倉南区)を逮捕した。黄本容疑者は容疑を認めている。

 黄本容疑者はSNSで知り合った女子中学生に、援助交際を持ち掛けた。客は自ら女子中学生になりすまして、出会い系サイトで探していた。

 逮捕容疑は4月18〜19日、出会い系サイト「ハッピーメール」で、24〜40歳の男性3人を勧誘。京都府舞鶴市内のホテルなどで、府内の女子中学生に売春させた疑い。女子中学生は3人の男性から計5万円を受け取り、そのうちの3万円を黄本容疑者に渡していた。

 府警によると、家族からの捜索願を受けて、家出した女子中学生を探していた警察官が、4月19日未明に同市内のホテルで、黄本容疑者と女子中学生が一緒にいるところを発見したという。

 府警は、この女子中学生を買春したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで舞鶴市の男(24)ら3人を逮捕、書類送検した。

 同課は、黄本容疑者が同様の手口で、愛知、山口、熊本などで、少女10人に売春させた疑いもあるとみて捜査している。

 それにしても、まだ判断能力に乏しい女子中学生を利用して、カネをせしめるとは言語道断。その知り合ったきっかけがSNSで、客を募ったのが出会い系サイト。まさに、ネット社会の象徴ともいえる事件である。
(蔵元英二)

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