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大阪・富田林市の次長が痴漢容疑で逮捕される

 大阪府警浪速署は1月17日、JRの電車内で女性の足を触ったとして、同府富田林市生涯学習部次長・木下昌久容疑者(56=同府羽曳野市飛鳥)を府迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕した。

 木下容疑者は「かばんを持った時に手が当たったかもしれないが、触った覚えはない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は15日午後6時35分頃、JR大阪環状線の今宮〜新今宮駅間を走行中の電車内で、府内の20代女性会社員の左隣に座り、右手で太ももを触ったとしている。

 同署によると、木下容疑者は新今宮駅で下車した際に女性の友人に呼び止められ、逃走。駅員2人が約500メートル先の路上で取り押さえた。

 木下容疑者は逮捕直後、職業を「果樹園勤務」と偽り、逃走したことについて「痴漢に間違えられて取り囲まれ、怖くなった」と供述していた。15日は公休日で、買い物を終えて帰宅途中だったという。

 富田林市によると、木下容疑者は生涯学習部次長として、中央公民館長、金剛公民館長を兼務している。上司である同市の花岡茂樹生涯学習部長は「事実確認ができれば、厳正に対処したい」とコメントした。

 木下容疑者が現時点で容疑を否認しているため、断定的なことはいえないが、容疑が事実であれば、市の幹部職員によるハレンチ事件とあって、影響は小さくない。厳しい処分がなされなければ、同市民は納得できないだろう。
(蔵元英二)

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