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30代未婚男性の童貞は4人に1人!

 2004年、社団法人「日本家族計画協会」の調査で、40代で「性交渉の経験がない」と答えたのは40〜44歳では7.9%という結果が出ており、未解答の分からも推測すると、「40代で童貞」という層が10人に1人ぐらいいるかもしれないということが、ネット上で話題になったことがあります。

 これははたして、どれくらいの信用度があるのかと思い、いろいろと調べてみました。
 最も信頼度が高い調査は、2005年に発表された「第13回国立社会保障・人口問題研究所結婚と出産に関する全国調査 独身者調査の結果概要」の中にある「調査・年齢階級別にみた未婚者の性経験の構成比」でありましょう。
 国家にとって、国民が結婚する・しないということや、出産が増える・減るということは一大事ですので、国を挙げてこのような調査をしているのです。

 この調査によると、未婚男性30〜34歳で「性経験なし」は24.3%。35〜39歳だと26.5%という結果が出ています。
 つまり30代未婚男性のおよそ童貞率は、4人に1人いることになります。30代未婚男性を10人集めれば、そのうち2人ほどが童貞。
 ただ、30代未婚男性で童貞の人も、多くが30代のうちに結婚していったり、女性と付き合い始める人もたくさんいると思われますので、40代では、先に挙げた社団法人「日本家族計画協会」の「童貞は10人に1人」という数値も、かなりリアリティのある数値といえると思います。

 また、ここ2〜30年の間に広まった言葉で「素人童貞」という言葉があります。
 これは風俗でしか性経験をしたことがない人のことで、「素人童貞」という言葉の裏には「お金を払わないと、女が相手をしてくれないモテナイ男」というメージがある言葉です。
 たぶん…、なのですが、戦前とか昔の農村とかだと、ほどんどの男は10代の中ごろに、先輩から売春宿に連れていかれるとか、村の未亡人とかに夜這いをかけて教わるとかで、初体験を済ませていたのではないでしょうか?
 それが、戦後になると「売春なんてとんでもない!」とか「10代で性なんてとんでもない!」ってことになって、青少年を健全に育成しようと思っているエライ大人の人や、女性の権利を主張する人なんかが、売春や未成年の性行為とかを、何とか禁止しようとして、結果、性の二極化が表れ、童貞が増え、素人童貞も増え、さらに童貞も素人童貞もバカにされてしまう社会風潮が生まれたのではないかと、わたしはやぶにらみににらんでいます。
 素人童貞について、女の子数人に聞いたところによると、「素人童貞って気持ち悪い」「セックスは男性にリードしてほしいから風俗にいって経験を積んでほしい」「好きな人の初めての相手になれるのなら、そのほうが嬉しい」など様ざま。

 ある一定の年齢以上で処女や童貞であると、過剰なコンプレックスを抱いたりして、余計に新たな出会いやお付き合いから離れてしまう人もいると聞きます。
 また、他人の下半身事情をバカにしたり、それを気にしてコンプレックスを持ったりするのもどうかと思いますね。
 そういったネタは軽いジョーク程度ならいいのですが、中にはかなり深刻になってしまう人もいるみたいで、それがために自信を失ってしまったり、それコンプレックスになって女性と付き合いにくくなり、ますます縁遠くなってしまうというのもどうかなと思ったりしております。

(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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