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全日本プロレス 天才対決再び 武藤VS棚橋1・4IWGP戦で激突へ

 IWGPヘビー級次期タイトルマッチが決定的となった。王者の全日本プロレス、武藤敬司が17日、次期挑戦者について言及。新日本プロレス側が白羽の矢を立てた棚橋弘至の挑戦を容認した。来年1・4新日本プロレス東京ドーム大会「レッスルキングダムIII」で約9か月ぶりの“天才対決”が実現することになる。

 天才が次なる刺客を迎え撃つ。
 武藤は、10・13新日プロ両国国技館大会で4度目の防衛に成功。次期タイトル戦について、自らの悪の化身“グレート・ムタ”を次期挑戦者として名前を挙げ揺さぶりをかけるなど、早期決定を要請していた。
 その後、新日プロ側から1・4ドーム大会で奪還する意向は伝えられたものの、肝心の挑戦者は決まらぬまま。武藤は台湾遠征に出発した。

 そして、台湾興行から帰国したこの日、報道陣から棚橋が浮上してきたことに「オレは向こうが出してくる料理を食べるしかない。それがうまいかマズイかは関係ない。食べるという意思はありますから」と挑戦を受諾した。
 一方、新日プロ側も次期挑戦者として棚橋を擁立する意向を示しており、きょう18日にも1・4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級選手権、武藤VS棚橋が正式発表される見込みだ。
 4・8チャンピオンカーニバル以来、約9か月ぶりに棚橋との再戦が決定的となった武藤は、早くも動き始めた。休む間もなく、22日からは全日プロの世界最強タッグリーグ戦が開幕する。このハードスケジュールに「正直な話、コンディションはあまりよくねぇんだよ」と苦笑い。
 体力面で不安は否めないだけに「最強タッグはこいつ(浜亮太)に助けてもらおうと思っている。そのために(台湾で食わせて)太らせたんだから」。わずかデビュー1カ月の浜に試合を任せ、体力回復を狙う“省エネ戦法”も辞さない覚悟だ。
 そればかりか、棚橋に「(TNAの)ベルトに絡んでねぇじゃん」と苦言を呈し、タイトル戦線に出て来いとばかりに“先制口撃”を放った。
 G1覇者の後藤洋央紀、中邑真輔と、ことごとく新世代の挑戦を退けてきた武藤。天才が、新三銃士最後の砦も制圧してしまうのか。

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