逮捕された千葉県白井市の寺神戸(てらかど)鈴子容疑者(43)は、9月8日午後10時前、金沢市の千木(せぎ)美有紀さん(33)と、金沢市の繁華街にある『東横イン金沢兼六園香林坊』の8階客室にチェックインした。
しかし、翌日午前10時40分、ホテル従業員が室内のベッドの上で部屋着姿で仰向けの状態で死んでいる千木さんを発見し警察へ通報。部屋には、大量の向精神薬を服用し酩酊状態の寺神戸容疑者が佇んでいたという。
「薬がある程度抜けて平常に戻ってから事情聴取が始まり、寺神戸容疑者は『交際のもつれから首を絞めて殺した』と自供したが、後に否認に転じている。しかし、司法解剖では布をよじり紐状にしたもので、首が赤く腫れ上がるほど強い力で絞められたことが判明している」(捜査関係者)
寺神戸容疑者と千木さんは、4年ほど前にインターネットの出会い系サイトで知り合い、その直後からチャットなどで頻繁にやり取りするようになった。
「寺神戸容疑者は鼻筋の通った美人で、5〜6年前まで銀座でホステスをしていました。2年ほど前からは、寺神戸容疑者が2カ月に1度は必ず金沢を訪れ、昨年夏には千木さんが白井市に来て寺神戸容疑者の自宅に滞在しています。警察は双方のパソコンなどを押収しており、明らかに2人がレズ関係にあった内容のやり取りが残されていたといいます」(社会部記者)
しかし、寺神戸容疑者は付き合うとのめり込むタイプで、最近では「(千木さんは)明らかに引き気味だった」と言う友人もいるため、別れを切り出した千木さんに寺神戸容疑者が激高して襲いかかったと見る捜査関係者もいるという。
「寺神戸容疑者には夫もいるのですが、彼は千木さんとの関係はまったく気付かなかったと言っている。また、最近は精神的な病で月1回通院していたという情報もあり、警察は簡易鑑定後に刑事責任能力の有無を判断するようです」(同)
真相やいかに。