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何の役にも立たないけど凄いマスオ(サザエさんの旦那)さんの2大特技

 国民的アニメ『サザエさん』の主役・サザエの善き夫であり、カツオたちにとっては優しい義理のお兄さんであるマスオさん。その人柄の好さについては誰しも知るところだが、一方でアニメではあまり我を表に出さないため、意外と謎の多い人物でもあり、その基本的なプロフィールを見ると意外と知られていない事実も多い。

 例えば、標準語を話すマスオさんだが、その出身は実は大阪府住吉区。年齢もアニメ版で28歳(漫画は32歳)と意外と若い。平凡でさえないイメージがあるが、実は早稲田大学商学部卒の商社マンと実はけっこうなエリートらしい。

 また、意外とクセのある人物でもある。原作では、同居中の義父・波平にイタズラを仕掛けてニヤニヤしたり、借家の板塀をのこぎりで切って薪にしようとしたために大家とケンカになったりと、なかなか難がある行動も多い。また、欠点のひとつに失言の多さが挙げられ、アニメでも確認できるエピソードの中でも、波平の考えた句を「どう考えても入選するような句じゃない」と酷評したり、サザエに絵のモデルを頼んだ際には「野菜を描こうと思ったけど、野菜だと高くつくから」と余計な本音までベラベラ喋って怒らせたりして、そのクセ者な本性をのぞかせていた。なんか…イメージと違う…。

 しかし、驚くのはまだ早い。もっと意外なプロフィールが、マスオさんには隠されていたのだ。それがマスオさんの知られざる特技である。

 まず、マスオさんの特技のひとつに、まんじゅうの中身を食べずに当てるというものがある。地味ではあるが、匂いも見た目も外側からは判断しづらいまんじゅうの中身をピタリと言い当てるというのは、もはや特技というより超能力に近い。地味にスゴイ能力と言えよう。

 また、もうひとつの特技に、ホットケーキを焼きながらのバック宙をするといった離れ業もある。ホットケーキをひっくり返すと同時に「ヤーッ」と叫んでバック宙をするといったパフォーマンスで、もはや「特技」というより「曲芸」の域。驚異的な身体能力がないとできないことは確かだ。あの地味なマスオさんに、こんな凄い特技があったなんて…!(ムダだけど…)

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