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桂銀淑シャブ漬けホスト狂いのただれた寝室 若いツバメとベロメムーチョ(1)

 昨年2月に日本での歌謡界復帰を明らかにしていた韓国人歌手の桂銀淑(53)が、韓国で覚せい剤使用の疑いで逮捕された。これを機に、'07年に日本で覚せい剤所持により逮捕される以前からのホスト狂いとシャブ漬けぶりが、関係者の証言によって明らかになった。

 桂が麻薬管理法違反の容疑で韓国の水原地検安養支庁に逮捕されたのは6月25日。自宅やホテルなどで、数回にわたって覚せい剤を使った疑いが持たれている。検察当局は桂が覚せい剤を使用しているとの情報を得て捜査を進め、24日にホテルにいたところを拘束した上で尿検査を行い、陽性反応が出たのだという。
 「彼女は日本で'07年に覚せい剤所持の現行犯で逮捕され、翌年、ビザ切れということもあって国外追放されたのですが、その前からヤク中の噂は絶えなかった。クスリだけではなく、裏カジノへの出入りやホスト狂いでも有名でした。それもあって、日本の歌謡界での復帰話が出たときも、過去を知る音楽関係者は歓迎していなかったのです」(元所属していたレコード会社関係者)

 桂は'79年に韓国で歌手デビュー。その後、人気作曲家の浜圭介氏の目に留まり、'85年に『大阪暮色』で日本デビューを果たした。同年の全日本有線大賞では新人賞を獲得。以降も『すずめの涙』や『酔いどれて』、『真夜中のシャワー』、『ベサメムーチョ』など、数々のヒット曲で音楽祭の賞などを総ナメにした。
 「あのハスキーな声が歌謡曲ファンの心をくすぐったんです。妖艶なビジュアルで中高年男性の人気も高く、よく小宮悦子、小池百合子と似ていると言われました」(芸能ライター)

 日本で順風満帆な歌手活動を展開していた桂だったが、その裏では関係者が絶えず不安を抱いていたという。元所属事務所関係者はこう話す。
 「当時所属していた大手プロは、彼女がいつかトラブルを起こすのではと冷や汗ものでした。というのも、桂の実家はその時ソウル市内でクラブをやっていたのですが、日本の暴力団御用達とされていたために、黒い交際疑惑が絶えなかったのです」

 桂が新人賞を獲得し、日本での知名度が高まった頃には、一大スキャンダルが巻き起こる直前までいったこともあるという。「暴力団が絡む歌舞伎町の裏カジノに彼女が出入りしている」との仰天情報が、マスコミ関係者に寄せられたのだ。
 元女性誌記者がこう振り返る。
 「取材を進めると、桂が裏カジノの帰りに乗ったタクシーの中で、入れ込んでいたホストと喧嘩になり、自分が持っていた現金200万円にライターで火を付けたという情報を入手したんです。さらにそのホストの住んでいるアパートを見つけて張り込むと、桂と同棲していることもわかりました。しかも近所の聞き込みで、ホストが覚せい剤中毒らしいということも判明した。しかし、事務所に力があったため、結局この情報は潰されてしまったのです」

 さらに、他の元事務所関係者もこんな裏事情を告白する。
 「もう時効だから言いますが、桂が事務所に隠れてホストと裏カジノに出入りし、2人で覚せい剤をやっていたという情報はかねてからありました。しかも、それが発覚したのは『NHK紅白歌合戦』初出場の発表直前だった。事務所は桂に、ホストと別れてクスリを辞めることを条件に、情報を闇に葬ったのです」

 そんな事務所の力に支えられながら人気歌手の地位を築いた桂だが、恩を仇で返すように、'96年に独立。それを機に歌手人生の転落が始まった。
 「2001年から突然、テレビ、ラジオに出演せず、コンサートに専念するようになってしまった。ライブ会場などでは、『テレビに疲れた。これからはライブで直接皆さんと触れ合っていきたい』との発言をしていたようですが、その背景には、独立後に移籍した事務所との“借金トラブル”があったのです」(前出・芸能ライター)

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