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『報ステ』、辻元清美議員「外国人献金問題」の報道時間が短すぎて批判殺到? SNSとのギャップが物議

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 6日、立憲民主党の辻元清美国対委員長が韓国籍弁護士から献金を受けていたことが判明。そのニュースをほとんど報じないTVメディアに違和感を覚える声が相次いでいる。

 辻元氏の献金問題は夕刊フジがスクープで伝えたもので、同氏は2013年から少なくとも2年間、韓国籍弁護士から献金を受けていたという。外国人からの献金は政治資金規正法によって禁じられており、抵触する可能性が高い。

 報道を受けた辻元氏は6日、記者の質問に対し、事実を認めた上で「こうした間違いがあったことにショックを受けている」などとコメント。ただし、既に訂正しており、問題はないとの認識でいるようで、「直ちに訂正できてよかった」と述べた。

 外国人からの献金問題については民主党政権時代の平成23年、当時の前原誠司外務大臣が韓国籍の人物から献金を受けていたことが発覚し、責任を取る形で外務大臣を辞職しているが、辻元氏は国対委員長の辞任について聞かれると「そこまでは至らない」「それぞれの判断だ。前原さんは前原さん」と開き直りとも取れる発言で、留任する意向を示した。

 このニュースはネット上で話題となり、Twitterのトレンドでは上位に「辻元清美議員」「外国人献金」「辻元議員」のワードが長時間並んだ。そして、「責任を取るべきだ」「与党や官僚を厳しく批判しながら自身の不祥事には甘い」と批判が噴出する。

 当然テレビでも取り上げられるものと思われたが、なぜかほとんど報じない状況に。与党の「政治とカネ」を厳しく批判し続ける『報道ステーション』(テレビ朝日系)は取り上げたものの、その時間はわずか1分ほどで、天気予報よりも短い時間。しかも、「韓国籍」ではなく「外国籍」とし、「国籍は確認していない」「既に訂正」と強調。安倍政権や官僚のスキャンダルを追及するジャーナリストの後藤謙次氏がコメントすることもなく、そそくさと次の話題へと移った。

 この様子にネットユーザーは「なぜ扱いが天気予報より短いのか」「大臣の失言より議員の法律違反のほうが糾弾されるべきではないのか」「同じ不祥事で与党と野党で扱いに差をつけるのはおかしい」と怒りの声を上げる。また、「取り上げないのは訂正したからギリギリセーフってことですか?」「野党の法令違反は許されるんですね」と皮肉るネットユーザーも散見された。

 また、辻元氏のニュースは『報道ステーション』に限らず、『news zero』(日本テレビ系)や『NEWS 23』(TBS系)でも同様の扱いだっただけに、「なぜこのニュースを報じないのか」「なにか圧力がかかっているのか」という声や、「扱うニュースにフィルタがかかるテレビのニュースは信用できない」「オールメディアよりもネットのほうが真実を報じている」「特定の人物に忖度するニュースに価値などない」と厳しい声を上げるネットユーザーも多かった。

 テレビメディアは閣僚の失言や政府の失態を常に報道しており、『報道ステーション』のようにコメンテーターや出演者が厳しく批判している。そのことについては、権力を監視するという観点から「必要なこと」と考える人は多く、一定の支持を得ている様子。

 しかし、野党の失態や人権派弁護士の連続レイプ事件など、「なぜかテレビで報道されないニュース」も多い。今回の辻元氏の件でも、ネットでは猛批判が噴出しているにもかかわらず、ほぼスルーの状態。「なぜこのような措置をするのか」と違和感を覚える人は多い。

 なぜ報道しないのかはわかっていないが、今後も同じような状況が続けば、テレビメディアの信頼は大きく失墜することになってしまうだろう。

文・神代恭介

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