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押尾学被告、そろそろギブアップか?

 合成麻薬MDMAを飲んだ女性を死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪などに問われている俳優押尾学被告の第3回公判が7日、東京地裁で開かれた。

 この日は、証人として同被告にMDMAを譲渡し服役中の泉田勇介受刑者と元国会議員のB氏が出廷したが、いずれも押尾被告の弁護団の主張を覆した。
 「泉田被告は『譲渡したMDMAは錠剤10錠』と証言。同受刑者から粉末を譲渡され、また、MDMA錠剤を持参した被害者の田中香織さんが、自らの意思で飲んで薬物セックスをしたとし、押尾被告は保護責任者ではないという弁護側の主張と食い違った」(司法担当記者)
 さらに、押尾被告は昨年10月、麻薬取締法違反での初公判後、泉田被告を都内のマンションに呼び出して「何であんな話をするんだ。オレの立場がやばくなった」と恫喝していたことを泉田被告が証言するなど、「裁判員への心証は最悪」(同)という。

 B氏は「検察に対して恨みを持つ民主党の大物国会議員の側近。検察側の主張を覆す“切り札”として投入されたはずだった」(週刊誌記者)というが、フタを空けてみればB氏は午後7時10分に押尾被告から「(田中さんが)もういっちゃってる。死んじゃってる」と電話が来たと話し、田中さんの死亡推定時刻が午後6時とした弁護団の主張と大きく食い違った。
 「押尾被告は何の自信があって初公判で無罪を主張したのか? 弁護団はまったく役に立たず、無意味なことを聞いて裁判長や検察から叱責される体たらく。8日からは当日対応した消防職員、救急救命医らが証言するから弁護側の主張は木っ端みじんに打ち砕かれるだろう」(先の司法記者)

 もはや押尾被告はギブアップして潔く罪を認めるしかなさそうだが、「押尾被告に残されたのは、これまで上がっていない関係者の名前をあげて“道連れ”にすることぐらい」(同)。
 もはやこの公判で注目すべきは13日の被告人質問での押尾被告の発言のみのようだ。

【訂正】文中誤った表記がございました、訂正してお詫びいたします。

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