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セント・フォースが初のピンチ 皆藤、西尾、山岸の番組が苦戦

 セント・フォースといえば、大勢の美人キャスターを抱える実力事務所である。
 目下、同社の三羽ガラスと呼ばれているのが皆藤愛子(29)、西尾由佳理(35)、山岸舞彩(26)。
 だが、この看板キャスターが出演している番組が低迷している。中には打ち切り説が出ている番組もあり、セント・フォースも創業以来初のピンチを迎えている。

 皆藤は4月からのフジ系新番組『テレビシャカイ実験あすなろラボ』(日曜夜9時)で加藤浩次とコンビを組んでいるが、撃沈状態が続いている。
 この枠は“魔の日9”と呼ばれ、フジは3月までドラマを放送していた。江口洋介主演『dinner』だが、11回放送され、10%を超えたのがたったの2回だけ。
 「皆藤の新番組も前評判どおり不振で平均5〜6%。ドラマを流していた方がましだった、という声があちこちから聞かれます」(夕刊紙文化部芸能デスク)
 ここで問題視されているのが、皆藤の1回150万円という高額ギャラ。制作費3000万円の圧縮も囁かれており、このままでは打ち切り説が出ても仕方がなかろう。

 西尾が司会の『アゲるテレビ』(月曜〜金曜午後1時58分)はもっとひどい。1%台の日もあれば、2〜3%台もある。
 「西尾の口ぶりや全体の雰囲気から、やる気のなさが伝わってくる。これでは低視聴率も仕方ないでしょう」(テレビ雑誌編集者)
 西尾のギャラは1回(1日)40〜50万円で年俸に換算すると1億円はいくだろう。この高額ギャラも問題視されている。
 6月10日から軽部真一を新加入させたが、視聴率や内容に改善はみられない。

 3月末でNHKをやめた山岸は、4月から『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の月曜〜木曜レギュラーで出演している。
 その山岸が移ってきてからよくないことが続いている。まず、Yプロデューサーのセクハラ騒動があった。さらに、山岸移籍後に視聴率が下がっている。
 「鈴江奈々アナが降板した直後は5%前後まで下落。だがいまは回復し、平均7〜8%である。ただ、日テレサイドは、年俸1億円を払ってスカウトした山岸の移籍効果が出ていないのが不満。山岸で10%超えを実現させたいはずです」(日本テレビ関係者)

 セント・フォースは、アーチストハウスピラミッドから独立した久保地美晴氏が'94年7月に設立。従業員は10人だが、フリーキャスター70人をマネジメントしている大所帯。系列に滝川クリステル、高島彩らがいる事務所フォニックスもあり、その影響力は大きい。
 これまで順調に拡大してきた同社も、いまや曲がり角を迎えている。

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