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ソフトバンク「最速独走V」でドラフト会議に異変事態発生!

 福岡ソフトバンクホークスに、「6月中のマジックナンバー点灯」の可能性が伝えられた(同26日時点)。その場合、1965年の南海を上回る史上最速での優勝カウントダウンになるという。工藤公康監督はもちろん、ホークスナインは「そうなの?」と冷静に返すだけ。しかし、この強さは今秋のドラフト会議にも大きな影響を与えそうだ。
 「6月中のマジックナンバー点灯が実現するかどうかなんて、二の次。実現しようがしまいが、ホークスが強いことには変わりありません。中盤戦以降、余裕を持った戦いができるので、あの男のテスト登板も十分にあり得ます」(プロ野球解説者)

 一軍でのお披露目を兼ねたテスト登板説が囁かれるのは、昨秋のドラフト1位投手、高橋純平(19)だ。
 高橋の1位入札はホークスを含め、3球団だった。超高校生右腕にしては競合する球団数は少なかったが、それは3年夏に痛めた左太股の肉離れで、即戦力や左投手を欲したチームがほかに“浮気”したため。将来性に関しては指名を回避した球団も太鼓判を押していた。
 「戦力的に余裕のあるホークスに指名されたのは、彼にとって幸運かもしれません。二軍でじっくりと体作りから始められますし、故障明けで焦って投球フォームを崩してしまったら、元の子もありません」(前出・同)
 現在、その高橋は左太股の故障も癒え、二軍戦で奮闘している。まだ登板試合数は「3」だが、すでに1勝を挙げ、防御率は2.00。その試合を見て、改めてになるが、真っ直ぐが速いだけではなく、スライダー、カーブなどの変化球も一級品だった。2020年東京五輪で野球・ソフトボールが追加競技として当選した場合、また、次々回のWBC(同21年)は日本のエースに成長しているかもしれない。

 その「二軍でジックリ育てる」つもりだった高橋の教育プランが変更されるという。
 「一軍は独走状態であり、ローテーション投手に疲れが出る夏場に、お披露目を兼ねて一軍登板するのではないか?」
 そんな声が出始めた。ある二軍首脳陣によれば、「他チームに入団していたら、すでに一軍で投げていてもおかしくはない」とのこと。お披露目登板の結果次第では高橋自身の一軍定着もあり得るが、他球団も今年のドラフト候補として名前の出ている高校生投手たちの評価を上方修正するという。
 「高校生野手では楽天のオコエ瑠偉が頑張っているし、中日の小笠原慎之介、千葉ロッテの平沢大河も一軍との力量差が大きく開いていたわけではありません。一軍キャンプ(春季)を乗り切る体力があるのなら、甲子園出場クラスの高校生卒投手は1年目から一軍でやれるのではないか。松坂大輔は別格だったが、高校生投手をもっと評価してもいいのでは…」(在京球団職員)
 今秋のドラフト候補は即戦力系の投手が少ないという。高校生中心の指名に徹する球団も多いとされるが、指名選手の全てが「将来性」ということではないようだ。一軍の独走で囁かれる高橋のお披露目登板は、色々な意味で注目を集めそうだ。

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