search
とじる
トップ > 社会 > ASKA・栩内香澄美「公判」に怯えるパソナグループ南部靖之代表に群がった本当のワル(2)

ASKA・栩内香澄美「公判」に怯えるパソナグループ南部靖之代表に群がった本当のワル(2)

 さらにもう一人、南部氏からパーティーの運営を任されていた人物がいる。
 「財務省OBの上斗米明パソナ常務執行役員が、招待客の選出や座席の配置などを取り仕切っていたようです。上斗米氏は主税畑を中心にキャリアを積み、国税庁総務課長を5カ月間務め大臣官房付に異動、そのまま辞職している。その後、2010年にパソナに天下りしているため、南部氏が霞が関との強力なパイプを持っていることは容易に想像できるのです」(前出・パーティー常連のキャリア官僚)

 パーティーには防衛庁、警察庁、厚労省など各省庁の課長から局長クラスまで招待されていたという情報もある。
 さらに本誌既報通り(6月19日号)、過去に出入りしていたとされる“人物リスト”には《安倍晋三首相、菅義偉官房長官、田村憲久厚労相、下村博文文科相、林芳正農水相、甘利明経済再生担当相、小野寺五典防衛相、石原伸晃環境相、新藤義孝総務相》といった安倍内閣の面子に加え、《森喜朗元首相、福田康夫元首相、前原誠司・民主党元代表、竹中平蔵元総務相》といった大物の政界関係者も名を連ねているのだ。

 “喜び組”の実態と栩内被告との具体的な関係が暴露されただけでも南部氏にとっては致命的だが、パーティーには自民党を中心に民主党も多く招待され、中には“お車代”として、現金を渡していたという情報もある。
 「与野党問わず、規制緩和推進派の“改革派”と呼ばれる議員たちも参加していました。彼らのうちの誰か一人でも現金を貰っていたとすれば、贈収賄の可能性も出てきます」(永田町関係者)

 パーティーの参加者の詳細が白日の下に晒されれば、パソナへの天下りの実態も含め、甘い汁を吸い続けた“本物のワル”の存在も炙り出される可能性がある。
 栩内被告の裁判は、単なる覚せい剤事件裁判では終わらず、パソナの存続にも関わる様相を呈しているのである。
 「それこそ事件直後は南部氏と栩内との関係について報道されましたが、見えない圧力でいつの間にか収束しましたからね。栩内被告の裁判で、検察はどこまで暴露するのか。南部氏に群がっていた面々も怯えきっているに違いありません」(前出・夕刊紙記者)

 公判の行方から目が離せない。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ