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自民、民主が争奪戦 紀香 獲得した党が勝つ

 今年は“選挙の年”だ。4月の統一地選、7月の参院選と政治決戦が続く。永田町では年明け早々から参院選にまつわる仰天情報が駆け巡っているが、女優・藤原紀香の争奪戦が早くも始まっているというから驚きだ。
 藤原紀香といえば、お笑い芸人の陣内智則と婚約し、2月に結婚式を挙げるといわれているカップル。正月休みを米フロリダで過ごし、アツアツで帰国したばかりだ。その藤原をめぐり、自民党と民主党の間で熾烈な争奪戦が繰り広げられているという。
 「参院選のタレント候補として自民党と民主党が藤原に声をかけたと言われています。藤原が陣内と結婚することで、むしろ支障がなくなったというわけです。主婦の目線で物事を見れるし、全国的な知名度もある。そいう点では、藤原は与野党から声がかかって当然です」(政治部記者)「確かに藤原をめぐる争奪戦は、早くも火を噴いていますね。“藤原は護憲らしい”とささやく議員さんもいますから、藤原に関してはドロ仕合になるかもしれません」(野党の参院議員)
 ご存知のように、今夏の参院選は自民、民主両党にとってまさに“天下分け目”の決戦だ。自民党が負ければ参院の議席は与野党逆転してしまい、国会運営がおぼつかなくなる。もちろん、安倍晋三首相のクビが飛ぶ。一方、民主党は参院選に勝って「民主党政権」構築の第一歩にしたい考えだ。
 民主党関係者の話。「今夏の参院選は、与野党からタレント候補が大挙して出馬する可能性が高い。すでに与野党から10数人のタレントが声をかけられているといいます。これだけ大量のタレントの出馬が取り沙汰されていることから、なかには“芸能院でもつくったら…”と揶揄(やゆ)する声も出ているほど。藤原紀香さんは民主、自民両党が口説きにかかっているといいますからね」
 永田町には、可能性は少ないがダブル選挙を口にする議員も結構いる。ダブル選挙は4月の統一地方選の結果次第だ。「参院選前に安倍政権が迷走したり、国会運営が立ちゆかなくなった場合は、ダブル選挙に突入する可能性はある。今、言われているのは4月の統一地方選で自民党が負けて、東京都知事選も敗北するようなら、ダブル選挙でしょう。
 石原慎太郎知事は3選を目指し出馬宣言しているが、対抗馬によっては負けるということもあり得る。そうなれば、石原氏の“3選圧勝”を参院選につなげたいという自民党の思惑は完全に崩れてしまう。そうなると衆参同日選挙です」(自民党関係者)
 ダブル選挙を断行した場合、自民党としては衆議院でかなり議席を減らすだろうが、参議院には有利に働く。参議院の与野党逆転を阻止でき、一応、政局は安定する。しかし、連立を組む公明党はダブル選挙になると支持母体の創価学会票が集めにくくなるため反対するだろう。いずれにせよ参議院での与野党逆転が現実となれば、安倍首相は退陣に追い込まれる。逆に、これを阻止した場合は、民主党が空中分解という構図になる。「だから自民、民主両党ともタレント候補の確保が重要になってくるんです。
 ダブル選挙になれば参院選での出馬をささやかれているタレントたちは衆院選にも振り分けられる。“枠”が倍になり、与野党から大量のタレントの出馬という事態になりかねない。そのタレントの中で、全国的に人気のある藤原紀香は与野党がなんとしても口説き落としたいタレントです。争奪戦が熾烈になるのは仕方ありませんよ」(政治部デスク)
 藤原紀香をめぐる争奪戦は、まさに“仁義なき戦い”の様相を呈しているのだ。

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