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シーナ&ザ・ロケッツが野音で35周年記念ライブ! 阿久悠さん作詞の曲も

 ロックバンド「シーナ&ザ・ロケッツ」の結成35周年記念ライブが13日(土)、東京・日比谷野外大音楽堂で開催された。野音でのワンマンライヴは実に21年ぶりというシーナ&ザ・ロケッツだが、1978年の結成以来、ちょっとやそっとでは変わることのないロック魂をこの日も見せつけ、1500人のファンを魅了した。

 骨太でかつ疾走感がある鮎川誠のギターのカッティングと、シーナのハスキーな歌声は不変。ベースの奈良敏博と川嶋一秀(ドラムス)のリズム隊もいぶし銀ともいうべき音を放ちまくっているシナロケ。ライブ後半には、21年前に作詞家の故・阿久悠さんに作ってもらっていて、35周年という記念すべき時に発売されたアルバム「ROKKET RIDE」に収録された「ロックンロールの夜」を演奏。鮎川は「あのころのやんちゃなチンピラに詩を作ってくれた阿久悠さん、ありがとう」と、やっと日の目を見た曲の作者に感謝した。

 アニバーサリーイヤーに打ち上げた“野音ロケット”は大成功に終わったが、「まだまだ通過点に過ぎん」(鮎川)というシナロケの「ロック・ライド」は続いていくに違いない。(青山)

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