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巨人・阪神ベンチ裏緊急事態発生 広島カープが首位固めへ(1)

 高給取りのベテランが多いチームは、スロースターターに陥りがち。よく聞かれる話だが、他にもプロ野球界の定説はある。
 カープの快進撃は鯉のぼりの季節まで−−。
 しかし、このジンクスは、今年は通用しそうもない。それも、ライバルの巨人、阪神の自滅によって…。
 「巨人が開幕ダッシュに失敗したのは、ベテランの不振が原因です。主砲の阿部は打率2割2分6厘(5月4日時点)で、不振脱出のきっかけすらつかめていない。投手陣では内海がいまだ勝ち星ナシ、杉内は2勝を挙げていますが、防御率は4点台です。山口、西村、マシソンの救援陣も、勤続疲労のせいかピリッとしません」(スポーツ紙記者)

 そんなベテランたちに追い打ちを掛けているのが、移動のストレスだという。今年、巨人ナインとスタッフが、移動のたびにこう愚痴っている。
 「今年は春から地方遠征が多いんだよな…」

 あらためて日程表を見てみると、確かに地方遠征が多い。最初の長期遠征は4月22日。宮崎県・サンマリンスタジアム宮崎で横浜DeNAと試合を行い、ひと息付く暇もなく深夜バスで2時間かけて鹿児島へ向かい、連戦。その翌24日は飛行機と新幹線に分かれ、広島のマツダスタジアムに移動した。この移動による疲れが、「大事な首位攻防戦の負け越しに影響した」というのが周囲の意見だ。
 「宮崎はキャンプ地であり、選手も慣れ親しんだ町です。でも、巨人が宮崎で公式戦を行うのは10年ぶりだったんです」(NPB関係者)

 この先も“地方行脚”は続く。5月9日からは甲子園3連戦、その後、休日なしで福島県いわき市、茨城県ひたちなか市、東京ドームという変則でのヤクルト3連戦が組まれている。交流戦明けのペナントレース再開の場所も、秋田県のこまちスタジアムだ。

 敵地の本拠地に乗り込んでの遠征はともかく、今年の巨人主催ゲームは例年以上に“地方”が多い。
 「球団創設80周年記念の一環というわけではありません。地方遠征の対戦チームはDeNA、ヤクルトが目立ちます。近年、この2チームとの試合になると、客足が悪く、三塁側スタンドがなかなか埋まらない。『だったら、地方に行って、ファンの新規開拓に努めた方がいい』ということになったんです。地方球場に行けば、地元TV局や地元紙が興行権を買ってくれますから」(同関係者)

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