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テナントが空き家状態になる? 博報堂の移転に怯えるTBS

 年明けから博報堂周辺が慌ただしくなっている。'15年3月に完成する予定の神田錦三丁目の旧本社跡地工事が順調に進んでいるからだ。
 建て替えるビルは地上17階、地下2階建てで、周りに土地を持つ企業との共同建設である。住友商事、三井住友海上、大修館書店、安田不動産、それに博報堂が加わる。
 「博報堂は、電通、ADKとともに“広告業界ビッグ3”とも呼ばれています。ただし、自社ビルを持つのは電通だけで、他はオフィスを借りている。その博報堂が、ようやく本社を構えようとしているのです」(広告関係者)

 だが、この動きに渋い表情なのがTBS。同社が二つ目に持つ高層ビル、赤坂Bizタワーの約4割を借りるテナントが、持ち株会社である博報堂DYホールディングス、博報堂DYメディアパートナーズなど、博報堂系の関連会社で占められているからだ。
 「万が一、大口テナントに一気に出ていかれれば、TBSにとって当然大幅な減収につながり、その後釜探しも面倒です。しかし博報堂は業績に乱高下があるせいか、固定費節減で“引越し”の可能性は大きいとされているのです」(同)

 ちなみに、博報堂DYの'14年3月期見込みは1兆550億円、経常利益が161億円と、現時点では順調に見える。
 「しかし、博報堂関連会社のBizタワーの年間家賃は、推定約60億円。このご時世、負担でないといえば嘘になります。しかも、今度建つビルはスペースにかなりの余裕がある。新本社ビルへ何回かに分けて移る可能性は高い。TBSは博報堂絡みの情報収集に躍起になっていますよ」(広告業界紙記者)

 引き止める策はあるのか。

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