学生時代から演劇を志し、新児童劇団、劇団葦・劇団新劇場を経て、1978年に現事務所である東京俳優生活協同組合に所属。主に舞台女優や声優として活動している。
声優としては、1966年に『魔法使いサリー』ウルトラ婆さん役でデビューし、長寿アニメ故にキャストの交代が多い中、1969年10月5日にスタートした『サザエさん』磯野フネ役を46年演じ続けている。(2015年現在。)なお、故・永井一郎によると、レギュラー声優陣の中では最年長であるため、収録現場を取り仕切る役目を担っているという。永井とは、同作で磯野波平・フネとして長年夫婦役を演じ、1989年『らんま1/2』でも、旧知の仲で恋愛感情を匂わせる関係であったコロン役(麻生)と八宝斎役(永井)で共演していた。
記述の通り、声優のお仕事を始めた当初より1967年『リボンの騎士』乳母役、1971年『ふしぎなメルモ』メルモのおばさん役、1979年『赤毛のアン』レイチェル・リンド役などの高齢の女性且つ、1974年『アルプスの少女ハイジ』ロッテンマイヤー役、2003年『鋼の錬金術師』ピナコ・ロックベル、2004年『マリア様がみてる』シスター・上村役、2009年『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』岡崎史乃役などの、威厳のある役柄を数多く演じている。
女優としては、2006年1月21日に公開された、市川準監督『あおげば尊し』でテリー伊藤の母親役を演じた。また『ドラゴンボール』で、天津飯役などを演じた声優、故・鈴置洋孝プロデュースの舞台に頻繁に出演していた。2007年に公演された『素晴らしきこの世界』ではソープランドの風俗嬢役という、今までの麻生のイメージを覆す役柄を演じた。
プライベートではスキューバダイビングの資格を持ち、47歳から80歳まで続けたというアクティブな人物だ。