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馬場イズムで学生プロレスを指導した秋山準「好きでプロレスをやってくれているのはうれしい」

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学生プロレスを指導する秋山準

 GHCヘビー級、三冠ヘビー級、KO-D無差別級王座などを戴冠したプロレス界の“レジェンド”DDTプロレスの秋山準が、学生プロレスの選手たちにプロレスの基礎を徹底指導した。かつて全日本プロレスのジャイアント馬場さんが当時、学生プロレスラーだったMEN'Sテイオーに「ケガをされては困る」として指導を行ったことがあった。今回、その歴史を踏まえ、CyberFightの高木三四郎社長が馬場さんの愛弟子である秋山に学生プロレスラーへの指導を依頼したのだ。

 DDTでは、1月29日の東京・後楽園ホール大会で高木&阿部史典の“チーム煩悩大社長”がどインディー、アマチュア、学生などの垣根を取り払って参戦を募り、「ノーギャランブルマッチ」で対戦。その際に出場した学生プロレスの“母の子”マザコンキッド、グレート-GO-カーン、マチョ・ギャローズ、どぴゅー♡マッキンタイアが選抜され、今回の練習に参加した。練習では柔軟体操を済ませると、秋山は後ろ受け身、ロックアップ、ヘッドロック、腕の取り方、ボディスラム、ロープワークと、“王道仕込み”のプロレスの基礎を入念に注入。

 練習を終えた秋山は「ちょっと彼らのやり方とは違う部分もあって、やりづらかったかもしれないですけど、教えることはまだまだたくさんあります。好きでプロレスをやってくれているのはうれしいですし、この中から一緒にリングに上がって、やる子もいるかもしれない。社会人になっても、プロレスが好きで見てもらえればいい。(プロ・学生の交流試合は)それはそれでいいと思います。皆さんを楽しませられるんであれば。それで彼らがヤル気になってくれるんであればいい。学生プロレスの選手で、DDTに入りたいという子がいれば歓迎します」とコメント。

 マザコンキッドは「貴重な時間でした。(アントーニオ)本多さんはサークルの先輩なので、一泡吹かせられるよう精いっぱい頑張ります」とさらに火がついた様子。GO-カーンは「日頃、動画とかを見てマネするだけで本質が分かってなかったんですけど、少しはそこに触れられたと思う。所沢も気合入れて頑張ります」とホンモノに触れて感じたことがあったようだ。ギャローズは「馬場さん、アントニオ猪木さんに続く伝説の秋山さんと練習させていただいて光栄です。所沢でも見ていただけるということで、いい試合ができるよう頑張っていきたい」と語ると、マッキンタイアは「貴重なことを教えていただいたうえで、秋山選手に、それを取り入れるかどうかは私たち次第だと言っていただきました。自分は全部吸収して取り入れたいと思います。所沢でも頑張ります」と述べている。

 DDTでは、埼玉・所沢航空記念公園野外ステージ大会で、「学生プロレス応援スペシャル6人タッグマッチ」として、プロ・学生交流試合、HARASHIMA&グレート-GO-カーン&“母の子”マザコンキッドと、アントーニオ本多&マチョ・ギャローズ&どぴゅー♡マッキンタイアの一戦が組まれており、秋山はこの試合もしっかりと見るという。

(どら増田)

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